2008年03月29日

Saturday TomoBiz Article Vol.133 (Stakeholders-4)

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What counts in sports is not the victory, but the magnificence of the struggle.
--Joe Paterno

「組織論」、シリーズ最終回。

組織が組織として円滑に機能するための大切なセオリーが「組織論」。事業の成功・目標の達成に不可欠になのは、関わるすべてのステークホルダー(利害関係者)が利益を共有できるビジネスの仕組み。

前回・前々回に話したように、多くの組織の経営陣やマネージャーレベルの人たちが見逃しがちなステークホルダーは「組織のマンパワー」である。

顧客満足への政策、また、組織の利益確保は当然重要である。
しかし、商品を生産するのもサービスを提供するのもその組織の労働者であることを忘れてはいけない。

彼らは自分たちの労働と彼らがその労働から得る利益を比較するものである。もちろん利益とは給料というお金の部分だけではない。

彼らが組織の目標の達成の為に自身の能力を発揮したくなるような利益のパッケージを提供しなければいけない。そうでなければ、彼らは「仕事をしているふり」をし、「時間の消費」という労働だけを行うケースが多発するのである。

つまり、全体的に事業が成功するわけがないという悪循環が起こるのである。

成功している組織やビジネスを見ていると、労働者を非常に大切にしているし、人材の確保を事業の成功への中心要素として考えていることが多い。

彼らがその組織の成功のキーが「マンパワー」であることを理解しているのは当然明らかであるが、加えて労働者をステークホルダーの中心的存在として考えている部分も伺える。

つまり商品の生産・サービスの提供を行う組織の労働者がまずはしっかり利益を認識できるビジネスのスキームであり、彼らの労働満足度が顧客満足度を導き、そして結果として組織の利益とつながる。その組織の成功の結果は投資者の利益とつながり、つまり、関わるすべてのステークホルダーが利益を共有できるモデルが完成することになる。

「組織論」。
どんなタイプの事業にも不可欠な学術論。
組織の管理職以上の方にはぜひ勉強してほしい分野である。
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2008年03月23日

JOSE!

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JOSE(ホセ)は先日、行われたU-19グローバル チャレンジボウル2008アメリカチームのエクイップメントマネージャー。

今大会のGMでもあるY氏から紹介してもらうため、アメリカチームが練習を行う川崎球場に行ったのが先週のこと。

事前に大会HPのアメリカチームのスタッフ紹介を見たのだが、ホセは今回のアメリカチームを率いるヘッドコーチと同じアリゾナの高校で普段はエクイップメントマネージャーとして働いている他、同時にアリゾナ女子レスリングのコーチや別の高校でフットボールのアシスタントコーチもしている。

ホセも紹介されているU-19 グローバルチャレンジボウルの公式サイトはこちらhttp://americanfootball.jp/gcb2008/

また、このブログにも何度もでてきたAEMAのメンバーということで、「もしかしたら、去年コンベンションで会っていたな。」と思いながら、現地へ向かった。

練習中はフィールドで忙しく動きまわっており、話をすることができたのは、練習後、ほんのわずかな時間であったが、話をするとやはり昨年のAEMAのコンベンション(ネバタ州 リノ)にも出席しており、自分も含めて日本から参加した3人と少し話したということを覚えてくれていた。

そして、先週土曜日のゲームデーでは、試合後、片付けなどをすませ、会場からの帰り際のホセを見つけて、しばしの歓談。

アメリカへ行く機会があれば、是非、ホセが働く高校の現場を見たいことなどを話し、最後に今年、コンベンションが行われるダラスで会おう、と話しをして別れた。

昨年、行われたアメフトワールドカップのアメリカ代表チームにもエクイップメントマネージャーがいたが、今回もホセのようにチームには「エクイップメントマネージャー」がチームスタッフとして必ずいることにあらためて、トレーナーの存在と同様に、その存在感や認知度がアメリカで確立されていることを感じる。

試合後、ボールバックなどサイドラインに残った用具類を黙々と運ぶホセの姿を見て、自分ももう一度「フィールドへ」という思いと同時に、日本のスポーツフィールドにもエクイップメントマネージャーの姿が見られることを目標に今後、活動に発展性をもたせねば。

アメリカチームは月曜日に帰国とのこと。

HAVE A SAFE TRIP, JOSE!

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2008年03月22日

Saturday TomoBiz Article Vol.132 (Stakeholders-3)

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What counts in sports is not the victory, but the magnificence of the struggle.
--Joe Paterno

前週からの続きです。

学校組織のステークホルダーは?
という2つ目の質問でした。

前回と同じように、この組織が誰のため存在しているかを
考えていきましょう。

当然、教育を受ける「生徒」ですよね。

そして、生徒の保護者も同様にステークホルダーにあたります。

前回同様、忘れがちになるのが、教育と提供する
「教員:(先生)」。
見つけられましたか?


前回の株式会社の例と今回の学校の例から、今回のシリーズ(組織論)でのポイント解りましたか?

ビジネス(学校組織も含みます)というのはそこに関わるすべてのステークホルダーが利益を共有できてはじめて成功と言えます。

逆の考え方をすれば、ある特定のステークホルダーだけが「ハッピー」であるビジネスモデルは一時的な成功はあっても継続的な成功は難しいということになります。

特に見逃しがちなのは前週と今回の例でもわかるように労働者、つまり組織のマンパワーのステークホルダーとしての認識です。

次回へ(まとめ)


<追記>
上村愛子選手(スキーフリースタイル:モーグル)がW杯でチャンピョンになりましたね。すごい。

しかし関連記事を拝見してがっかりです。
http://news.www.infoseek.co.jp/sports/story/18fuji320080318009/

スキー協会の関係者のコメントで
「上村にはしっかり、スキー競技をPRしてもらおうと思っています」

もしこのコメントが本当であれば、「はっ???」です。
スター選手にスキー競技の人気をゆだねるなら、スキー協会は要りません。

彼らの存在意義が何で、どんな目標をもって組織を運営しているのでしょう?その目標を達成するために、どんな努力をしているのでしょう?強化費が必要なのであれば、どうすればその目標額の強化費を獲得できるかマーケティングしなくてはいけない。

スター選手がいなければ強化費が獲得できないのであれば、その時の選手はとてもかわいそうです。

選手があって組織があるという後手の考えかたではなく、しっかりとした組織の下で、良い選手が育っていくという構図が必要です。


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2008年03月16日

奈良へ

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先週末は仕事のため、奈良へ遠征。その報告を。バス

今回の目的は2つ。

@「安全予防対策ブース」@奈良・大和郡山市営球場 野球
3月8日(土)に行われた地元社会人野球クラブチーム「奈良フレンドベースボールクラブ」とあの欽ちゃん率いる「茨城ゴールデンゴールズ」の試合会場においてズームバングのチェストパッドシャツとお付き合いのあるトレーナーを派遣する会社の方にご協力いただき、AEDを紹介、展示するブースを出展。

当日は春の訪れを感じさせる絶好の野球日和。
後ほど聞いた話によると、当日は約3,000人が観戦に訪れたという。その中には、地元奈良の少年野球チームも来ており、今回のブースは彼らに是非、見ていって欲しいということと、彼らがどれ位「心臓震とう」やAEDのことを知っているのかということを実際に聞いてみる良い機会であった。

総じて言えば、全体的な認知はまだまだという印象。実際に他メーカーも含めて、胸部保護パッドを使用している選手は個人レベルでは数人いるようだが、チーム単位での取り組みというところではいっていない。AEDについては、学校などで講習を受けたことがあるようで、実物をみて、知っている選手も多かった。

もう一つ、興味深かったことは、選手よりも選手の保護者の方々が興味を持ってブースを見に来てくれたこと。野球の行われている現場で、心臓震とうによる突然死の問題が取り上げられていることや、AEDについても関心が高く、スポーツの現場における安全性に対して、関心が高くもたれていることは印象的だった。

それに加え、チェストパッドシャツに関してはその安全性はもちろんだが、使いやすさ、洗濯の問題、価格などスポーツ用具としてトータルの質が求められていることも直接、お話をさせて頂いたことで参考になることが多かった。

普及ということに関しては、それこそ競技団体からの「義務化」ということになれば、一気にその普及は進むのだろうが、今回のように地道に
選手や保護者の意見を聞くことも、用具を扱うものとして欠かすことのできないフィールドワークの一つ。

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Aホッケー観戦 目
翌日は奈良、天理の親里ホッケー場で行われたホッケー女子日本代表とアメリカ代表の強化試合を観戦。

ご存知のとおり、ホッケー日本女子代表チーム「さくらジャパン」は既に、前回のアテネオリンピックで注目され、今年の北京オリンピックにも既に出場を決めてメダル獲得が大いに期待されている。

今回は仕事の関係もあったのだが、こうしたトップレベルのホッケーのゲームを生で観戦するのは初めてのことだったので、いちスポーツファンとして楽しんだ。

もう一つ興味を持って見たのが選手の使用する用具。

基本的にコンタクトがないので、フィールドプレーヤーは女子ラクロスと同じように使用するのは、ボールを扱う為に必要なスティックの他、グローブ(グリップ力が重視されるのか、野球用のバッティンググローブを使用している選手が多かった)、すねあて、そして、キーパーはやはりラクロス、アイスホッケーと同じように防具としてマスク、ベスト式の上半身用パッド、下半身は分厚いウレタンパッドのプロテクターを使用していた。

詳しく選手に聞くことはできなかったが、スティックもメーカーによって長さなどの違いがあり、選手は自分の好みでメーカーを選んで使用をしているとのこと。

こうして、普段はなかなか見ることのできない競技の用具を見ることができたことも自分にとっては勉強。

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奈良へ行ったのは、中学生の時の「奈良・京都」修学旅行以来のこと。
その時には法隆寺や東大寺、興福寺などの歴史的建造物めぐりで、お坊さんからありがたい説法を聞く機会もあったことを思い出す。

それから、だいぶ時は過ぎたが、今回は奈良の野球場、ホッケー場とスポーツ施設を巡っての2日間。

これまで自分がほとんど関わったことのないスポーツを見る機会や関係者にお話を聞く機会に恵まれ、あらためて視野を広く持って色々なスポーツの現場や用具を見ていくことも、エクイップメントの仕事の幅を広めていくことに大いにプラスになることを感じた。



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2008年03月15日

Saturday TomoBiz Article Vol.131 (Stakeholders-2)

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What counts in sports is not the victory, but the magnificence of the struggle.
--Joe Paterno

「organization theory:組織論」の話しの続きです。

株式会社のステークホルダーは?
という質問でした。

この組織が誰のために存在しているかを考えれば、
答えはおのずとでてきます。

真っ先に答えてほしかったのは、
商品・サービスを消費する「カスタマー」です。
当然ですよね。カスタマーが存在しなければ、ビジネスが成立しません。

2つ目も簡単に見つけられたと想像します。
「株主」。彼らの存在なしには株式会社の運営はできません。
組織は株主が投資から利益がでるようなビジネスの実施の責任があります。

そして、三つ目。「従業員」です。
見つけられましたか?
つまり、組織は従業員の労働をもって運営せれています。
従業員が組織の目標達成のために労働するのと同じように、
組織は従業員のために存在しているとも考えることもできる。

その他にもありますが、大きいところはこんなところ。


伝えたいポイントに行く前に、同じような質問を。
もし組織が学校であれば、ステークホルダーはどんなものになるか?

また少し考えてください。
同時に今回のポイントも考えてみて下さい。

次回へ。


posted by tokuyama at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | Tokuyama | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月08日

Saturday TomoBiz Article Vol.130 (stakeholders)

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What counts in sports is not the victory, but the magnificence of the struggle.
--Joe Paterno

少し難しい話を。
ビジネスに関わらず、多くの分野で「organization theory:組織論」という学術論が存在する。

学術論と言っても、人が集まり「組織」として機能するケースでは、組織の大小、種類に関わらず重要な論理であり、多く実践されるいるものである。(マネージメント職にいる方は必須の知識となります)

つまり、組織が組織として円滑に機能するために、重要な点はどうのようなものがあるか。人それぞれ個人は違った価値観をもっている。そんな個人が集まり組織が形成される。実は組織の円滑運営ってそんなに簡単ものではないのです。

その組織論の中の一つに、「stakeholders:利害関係者」という項目がある。簡単に言えば、組織のビジネスとそのビジネスに関わる利害関係者との関係の話し。

もし組織が株式会社であるとする。
ステークホルダーはどんなものになるか?

少し考えてみてください。

次回へ
posted by tokuyama at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | Tokuyama | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月01日

Saturday TomoBiz Article Vol.129(Idea)

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You have no control over what the other guy does. You only have control over what you do.
--A J Kitt

ビジネススクール(MBAコース)にてゲストスピーカーの講義があると聞きつけ参加。

このゲストスピーカーは腕利きのマーケティングコンサルタントで、中小有力企業からの依頼を数多く受けているという人物。

彼の初めの言葉に心がとまった。
"Idea is a product!"

そうなんです。マーケティングとは「アイデア」なんです!

彼は、数多くのビジネスをコンサルタントと言う立場で関わっているのだが、2つの傾向を学んだという。

一つは、その組織のトップが自身の、又は、その組織の限界を認識し、自分たちのビジネスが成功する為に、あらゆるアイデアをあらゆる手段をもって模索する態度をもっていること。

一方は、組織のトップやその組織の中の風潮が、自分たちはすべてを知っていると思いこんでいて、非常にせまい範囲でしかアイデアを採用しないという態度をもっていること。

どちらの傾向が成功するかというと、彼曰く、明確です。もちろん一つめの傾向ですよね。

これだけ消費者のニーズが多様化している昨今、ビジネスの成功はそんなに容易いものではありません。しっかりニーズをキャッチし、そのニーズを満たせることのできるようなマーケティングのアイデアが必要になってくる。

彼曰く、依頼の受領後、成功のため色々と戦略を立てていく事になるのだけど、真っ先にすることは、依頼された商品のマーケットで時間を費やすことだそうです。

そして、そんな時間の中でアイデアを模索していく。
そして、そのアイデアは彼の商品となっていくんです。

IDEA IS A PRODUCT


posted by tokuyama at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | Tokuyama | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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