2008年04月05日

Saturday TomoBiz Article Vol.134 (season opener)

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Whoever wants to know the heart and mind of America had better learn baseball, the rules and realities of the game.
-- Jacques Barzun

MLBも日本のプロ野球も開幕しましたね。
今年はどんなシーズンになるのでしょうか?
たくさんの名プレー・名勝負でファンを楽しませてほしいと願っています。

さて、先日こちらの大学(ルイビル大学)のスポーツマーケティングの授業(学部生)の一部で講師として少し話す機会があったのですが、その話の一部でメジャーの今回の日本での開幕戦シリーズについて学生とディスカッションしました。

個人的な考えですが、ずっと何故日本の野球界はこんなことを許すのだろうかと疑問をもっています。

理由は簡単で、野球シーズンの開幕というファンの注目を集めないといけないという大事な時期を、MLBに「どうぞ」ってあげているみたいに感じるから。

ファンのMLBへの感心は日本のでの開幕戦で一気に膨らむことになります。まして、パリーグに至っては今回も前回のときもすでに開幕しており、当然開幕週でありながら、ファンはMLBに注目することになります。

日本のプロ野球にとってMLBの日本開幕シリーズはビジネス的観点から考えれば良いものではありません。


今回、アメリカの学生とのディスカッションで新しい発見が。
MLBの海外での開幕戦、アメリカの野球ファンは好ましくないと思っている事。

話をした30人の学生はスポーツを学ぶ学生で、ほとんどが野球ファン。彼ら曰く、
「MLBは自国の野球ファンを無視している。」
「野球はアメリカ人にとって国民的娯楽スポーツであるのに、そのシーズンの開幕という大事なイベントを海外ですることが信じられない。」

彼らに話したのは、MLBの国際マーケット戦略の一環、そして今回の開幕戦実施から得る収入を考えると、MLBにとっては良いイベントであるという事実。

しかし、もしこれらの学生の声がアメリカの野球ファンの声を代弁しているのではあれば話は別。MLBは当然自国のファンをもっとも大事にするべきで、国際マーケットの戦略を考え直す必要がある。

つまり、MLBの日本での開幕戦シリーズはMLBにとっても、日本のプロ野球にとってもよいイベントではないという事になる。

一見、注目をたくさん集めたイベントと評価しがちですが、中・長期的に見れば、ビジネス戦略として双方にってネガティブな結果になる可能性が高い。

もしアメリカでのファンの声がMLBまで届けば、今後海外での開幕戦シリーズはなくなる方向で進んでいく事になるでしょう。
posted by tokuyama at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | Tokuyama | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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