2008年04月07日

「安全」への取り組み・・・も色々

hasegawa.gif

紹介しようと思い書きそびれていた話題をひとつ。
まずはこちらの映像をご覧下さい。

Discovery Channel News

2年前のAEMAコンベンションリポートでは、アメリカンフットボールにおける脳震とう対策の取り組みとして防具メーカーリデルがヘルメットにチップを内蔵したSRSというシステムを開発しているということを紹介した。

今回VTRに出てきたHITS(Head Impact Telemetry System)はそのバージョンアップといったところだろうか。ミネソタ大学など一部でまだ試験的に採用されているようだが、価格も含め、その良し悪しは別として、取り組み自体には興味深い点がある。

それは、このような安全への取り組方が、現在は選手リクルートにおける一つの学校のアピールポイントになっているということ。

エクイップメントマネージャーもそのインタビューのなかで話していたが、選手の親御さんにとっても脳震とうなどを含めた安全対策が進んでいる学校へ子供を進学させ、プレーをさせるほうがより安心だということだ。

ここまでの取り組みとは行かないが、日本でも、安全へのガイドラインをしっかり打ち立てているチームもある。

例えば、昨年の医科学研究会に出席した時に聞いたのが関西学院大学の取り組み。
熱中症対策などへの対策などはもちろん、防具の面では頭部外傷事例の分析からヘルメットの軽量化を図る為、通常のフェイスマスクよりも軽いクララライトのフェイスマスクの使用を推奨したり、脳震とうへの的確なマネージメントの取り組みの一つとしてコグスポーツのシステムを取り入れている。(ブログ参照:2007年2月22日)

最近、こういう情報も含めて、スポーツの現場における「安全」について考えをめぐらせたり、トレーナーの方々とも、エクイップメントのメンテナンスの重要性などについてお話をする機会があるのだが、色々な方法や取り組みがある中で、やはり一番、大切なのはまず「意識」ありきだと。「個人単位」「チーム単位」「学校単位」。。。どれだけ、用具の進化も含めて、素晴らしいシステムがあっても、「用具」であり「防具」でもあるという意識、特別な道具がなくてもできる「メンテナンス」の意識が欠けていたのでは、先に紹介した「HITS」を搭載したヘルメットも役には立たないだろう。

先週末、立ち寄ったアメリカンフットボールのプロショップでは、ちょうど学生がショルダーパッドのリベット交換をしにきていた。

「やっぱり、防具にも意識をもたなくちゃねえ。」

ショップのスタッフの方がおっしゃっていた言葉。

ヘルメットのネジの緩み、サビの点検、パッドのエアの点検、ショルダーパッドのベルトやフックの点検等々。

「激しく」だけれども「安全に」

矛盾するようだが、大切なことだと思う。

iq_hits_inside.jpg
posted by hasegawa at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | Hasegawa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。