2008年02月23日

Saturday TomoBiz Article Vol.128 (Student Conference)

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The strong take from the weak and the smart take from the strong.
--Pete Carril

学生が企画・運営・開催している、スポーツマネージメントカンファレンスに参加してきた。

学生と言っても、Ph.Dプログラムに在籍する学生がほとんどで、ディスカッションのレベルは非常に高いものというのが印象。

もちろん、マスターの学生や学部生もスポーツマネージメントに興味があれば参加できる。

いろいろなトピックでディスカッションが行われたのだが、そんな中気になったことがある。

参加者の年齢層は非常に幅が広い。どうみても貫禄があり、実ビジネス経験をもっていそうなPh.Dプログラムに在籍の学生から、20歳前後の学生まで。アメリカの良いところは、年齢に関係きがねすることなく、こういったディスカッションに積極的に参加できること。

気になったと思ったことは、若い学生の発想が非常に面白いということ。意見の完成度は非常に低いことが多いけど、発想がとても新鮮で、ディスカッションの発展が多いにみられた。

それに対して、経験値の高いと思われる人たちの話す内容というのは、筋が通っていて説得力があり、言っている内容ももっともで解り易い。でもなんかディスカッションがはずまないんですよね。

ビジネスってちょっとしたヒントから、大きなビジネスに変身することは多々あります。

こういった若い人材の発想というのは、時に大きなビジネスのエネルギーに変わるときがあります。

何かのプランニングを実施するとき、このような若いひとの参加を促進し、この人たちが自由にそれぞれの発想を話せるような場の雰囲気を作り、多様な考えをディスカッションできれば、より良いプランニングができるでは、と思った学生カンファレンスでした。
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2008年02月16日

Saturday TomoBiz Article Vol.127(Super Bowl XLII-3)

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"Football is like life, it requires perseverance, self-denial, hard work sacrifice, dedication and respect for authority."
--Vince Lombardi

NFL史上トップクラスの今年のスーパーボウルから2週間が過ぎようとしている。

スーパーボウルはアメリカの全人口の半分ほどが観戦するというビッグスポーツイベントであるが、同時に大きなビジネスの機会としても認識されている。

各企業は競って新しいCMを作成し、高額なCM料(前回vol.126参照)を支払って、この注目されるスポーツイベントでマーケティングの機会として利用している。

つまり、スーパーボウルでのCMを観ていると、産業のトレンドが伺えるうえに、スーパーボウルの観戦者もユニークなCMを楽しみにしているので、試合後のCM効果はかなりのものとなれている。

以下のサイトでスーパーボウルでのすべてのCMが確認できる。
http://www.myspace.com/superbowlads

非常にユニークなものが多いのでも、勉強になると思うので、一度チェックしてみてください。




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2008年02月09日

Saturday TomoBiz Article Vol.126 (Super BowlXLII-2)

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"Football is like life, it requires perseverance, self-denial, hard work sacrifice, dedication and respect for authority."
--Vince Lombardi

先週日曜日に行われたNFLスーパーボウル、観戦しましたか?
スポーツファンにとっては見逃せない歴史的な試合となりました。
しびれましたね。

圧倒的な強さ・無敗のシーズンを送りスーパーボウルを迎えたニューイングランドはもちろん圧倒的な前評判をもっていた。対戦相手のニューヨークはワイルドカードから勝ちあがったチーム。勝つためには、ニューイングランドの脅威のオフェンス(QB:Tom Brady)を押さえ、ロースコアーの試合展開に持ち込むしかないとされたいた。

試合展開はニューヨークが描いていた通りに進む。Tomをことごとくつぶし、ニューイングランドの得意のパッシングゲームを機能させないことに成功。ディフェンスはかなり頑張っていた。

しかし、自力の差か、小差ながらニューイングランドリードで試合は進んでいく。ニューヨークのディフェンスの頑張りは誰もが認めることができるほどであったが、きっとこのままニューングランドがおしきるのではという感じであった。

残り1分をきり。ニューヨークのオフェンススーパープレー。そしてタッチダウンを決め、なんと残り数十秒を残し、ニューヨークが大逆転に成功。そして試合終了。

ディフェンスがすべての時間において、我慢し我慢を続けた結果の勝利と言える。

スポーツには絶対がない。試合は何が起こるかわからない。前評判はただの前評判に過ぎない。最後の一秒まで諦めない気持ち。

That is what sports is all about!


さて、今回のスーパーボウルも驚異的な視聴率を獲得しました。
43.2%

視聴者数で言えば、アメリカ全土で、97.5百万人(スーパーボウル史上最高)の人たちが観戦したと推定されている。

このスーパーボウルの内容を考えると、観戦したすべての人は満足したのではと思う。

放送したのはFOXテレビ。30秒のCMスポットを約3億円という高額で販売したのだが、CMスポットを購入した企業もこれだけの視聴者数、試合内容に納得しているのでと思う。



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2008年02月02日

Saturday TomoBiz Article Vol.125 (Super BowlXLII)

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Football is like life, it requires perseverance, self-denial, hard work sacrifice, dedication and respect for authority.
--Vince Lombardi

さあ、今週日曜日はスーパーボウルです。
単体スポーツイベントでは最大級。
試合の行方も楽しみですが、ビジネスの規模も半端じゃないので見逃せませんよ。

去年も書いたと思いますが、試合前イベントやハーフタイムショーは必見です。

加えて、たくさんの新作のユニークなCMが発表されます。高額なCMスポット権利を支払っての商品広告、企業は必死に視聴者の興味をつくようなCM作成をしてきます。必見。

今回はもう一つ伝えたいビジネスの局面があります。
施設のネーミングライツ。

日本でも近年ようやく取り入れられてきました。
企業がスポーツ施設の名前の権利を購入し、企業名や商品名がスポーツの試合で何度も伝えられるというベネフィットのマーケティングビジネスです。
味の素スタジアムとか、Yahooドームが例ですね。

さて、今回のスーパーボウルはアリゾナ・カージナルスのホームスタジアムである「University of Phoenix Stadium」で開催されます。

お気づきでしょうか?大学の名前がスタジアムの名前になっています。

NFLのフランチャイズでは初めて、教育機関がスタジアムのネーミングライツを購入したのです。

その契約なんと、20年間で$154.5ミリオン(約160億円)!

契約時にはもちろんスーパーボウルの開催はすでに決まってしましたが、それにしても凄い価格です。

このUniversity of Phoenix だが、生徒数では全米トップのプライベートの大学で、主に30代中心のキャリアアップ教育に焦点をあてていて、多くの生徒はオンラインプログラムで学位を取得している特徴を持っている。

つまり、大学のターゲットカスタマーはフェニックスにだけ存在するのではなく、全米が対象になる。つまり、大学の知名度、信頼度の伝達は非常に重要であり、人気スポーツナンバー1のフットボールのチームホームスタジアムのネーミングライツの購入に至ったのであろう。

おもしろい事実はこの大学、スポーツのプログラムを持っていないこと。スポーツプログラムは大学の知名度を上げるという、宣伝として捉えれている大学はたくさん存在する。

しかし、全国レベルの強いチームを作ろうとしたとき、そこにかかるコストは半端ではない。

University of Phoenix はスポーツプログラムを自身でもつのではなく、人気スポーツとつながりを持つことによって、知名度・信頼度などを得ようとするンマーケティングを選択したのであろう。

さて本番、どれだけの頻度で、その名前が呼ばれるのであろう?
このスーパーボウルを通じて、大学の存在を知り、30代のセカンド教育層が反応を見せれば、投資は回収できる。

どうなるか?
楽しみである。

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2008年01月26日

Saturday TomoBiz Article Vol.124 (AO)

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"I'll let the racket do the talking."
--John McEnroe

テニス オーストラリア・オープン
女子はシャラポアがやりましたね。
ファイナルは良い試合だったけど、シャラポアが常に主導権を持っていたって感じ。でも良い試合で見ごたえがありました。

さて、ビジネスの観点から。
今回はファイナル終了後のアリーナで行われた表彰式の中での、ファイナル2選手へのインタビューについてです。

観戦されたかたは気がついたかどうかわかりませんが、2選手ともきっちり、大会スポンサーに感謝の言葉を述べています。、

スポンサーだけではありません。大会運営組織、ボランティア、そして大会開催シティーへ対しても、きっちり感謝の言葉を。

実際にファイナルまで残った選手からこのような言葉が、大観衆の前で述べられるのは、かなりの意味がある。

これらの言葉は会場のファンだけではなく、テレビを通じて全世界の人へのメッセージとなる。

大会のバリューが上がり、そして選手自身のマーケットバリューにも影響します。

規模の大きなにかかわらず、スポーツイベントというのは、スポンサーをはじめ多くの人のサポートで運営が成り立っている。

選手は、選手として勝利を喜ぶインタビューに終わらせるのではなく、関係者への感謝をしっかり述べるべきであろう。
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2008年01月19日

Saturday TomoBiz Article Vol.123 (fantacy)

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The will to win is important, but the will to prepare is vital.
--Joe Paterno

「Fantacy League」
インターネットのサイト上で、実際の選手を使い、自身のチームを作りリーグで対戦していくというものです。

今シーズンで2度目の、フットボール(NFL)のファンタシーリーグに参加。

初めて参加した昨シーズンは、何の要領もわからないまま、最下位でシーズンが終了した。リーグのメンバーは知人だったので、かなり馬鹿にされたのを覚えている。


今シーズン、汚名を返上すべきシーズン前から、選手・チームの下調べを実行。ファンタシーリーグの醍醐味である、ライブでの選手のドラフト会議にもまあまあ成功し、たくさんの良い選手を獲得。

そしてレギュラーシーズンを終え、プレーオフへ進出。プレーオフ初戦で敗退したものの、大変楽しめたシーズンだった。

いちユーザーとしてリーグに参加したのだが、参加することによってどんなことが起こるか?非常に単純なことである。

毎日関連のニュースをチェック、自分のチームの選手の情報を集める。
試合を観戦する。
また、情報を集める。


ファンタシーリーグはマーケティングの観点から考えれば、「天才的」なアイデアである。

なので、時間をしっかり割いて今後話していきたいと思う。

ちなみに、NFLのFantacyリーグに参加者数
約1千2百万人(ユニークユーザー)

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2008年01月12日

Saturday TomoBiz Article Vol.122 (rivalry)

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The rivalry was good for the sport.
--Eric Bristow

ライバルの存在ってスポーツ選手にとってはとても大切ですよね。

ライバルってスポーツを観戦するファンにとっても、実はとても重要な要素なんです。

ファンが好意のスポーツ選手やチームの観戦を行う要素はたくさん存在します。その中でも好意のチームのライバルとの対戦、この「ライバル性」の存在はとても重要な要素とたくさんの研究で実証されています。

日本で言えば、阪神・巨人戦は「伝統の一戦」と言われ、シーズンの成績の良し悪しとは別に、「巨人だけには負けたくない!」という阪神ファンは少なくないはずです。

その外にも、Jリーグでは清水・磐田戦の「静岡ダービー」や、少し前だけど、貴乃花と曙はライバルと言われていました。

先週末、私の住むルイビルにあるルイビル大学と同じ州内の古豪ケンタッキー大学の毎年恒例のバスケットボールの試合があった。

両大学ともバスケットボールは毎年強く、同じ州内ということで大学間、チーム間、そしてファンの間にはかなりのライバル意識が存在する。

二つのチームは違うリーグに参加しているのだが、毎年必ず一試合は対戦があり、その試合前の一週間前くらいからファンを刺激するようなプロモーションが繰りひろげられる、

当然、試合のチケットは早々に完売、そして視聴率はローカルのテレビだが30%以上を記録。大学バスケですよ。


あなたのチームにライバルは存在しますか?
あなたのスポーツ・リーグにライバルの存在はありますか?

ライバルの創造・促進は観戦スポーツを提供する側にとって、ファンの拡大、そしてファンのそのスポーツ・チームに対するコミットメントを高めるとても大切なマーケティングとなります。
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2008年01月05日

Saturday TomoBiz Article Vol.121(NBA:new rules-2)

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“Talent wins games, but teamwork and intelligence wins championships.”
--Michael Jordan

明けましておめでとうございます。

年末・年始とスポーツイベントが盛んに行われていますね。
アメリカも同様で、この時期の話題は大学フットボウルの「Bowl Chanpionship Series」と、NFLのポストシーズンのゲーム。スーパーボウルが終了するまで、アメリカンフットボールの話題でもちきりになります。

さて、前回の続きでNBA(プロバスケットボールリーグ)で実施されている新しいルールについての話です。(Vol.120参照)

前回のコーチの試合中の小型マイク設置に加え、その外3つ主に新ルールは以下。

1)特定の選手にもヘッドコーチ同様に、試合中の生の声をファンに届ける為、小型マイクが設置されるケースをもつ。ファンはインタビューでの選手の声でなく、実際に選手間・コーチとの間で交わされる生の声をテレビを通じて聞くことができる。

2)選手控え室(ロッカールーム)にもカメラを設置。つまり、試合前、ハーフタイム、試合後のコーチ・選手、選手・選手のミーティングの様子がファンに公開される。

3)コーチが、すべてのクウォータ終了時にテレビインタビューに答えるという義務。インタビューの内容は、試合の進行状況に即したものとなるので、ファンにとってはその後の試合の見どころなどが把握できる。


これらすべてのルール変更は、選手やコーチにとっては喜ばしいことではないのは明らか。

それでも、NBAはこれらのルールの実施に踏み切った理由は明らかである。それは「ファンへよりエキサイトメントを提供する」である。

ファンあってのプロスポーツ。
何をするべきか、何のインテグリティーを守ることが大切か。

バランスを常に考え、リーグ(スポーツ)全体の発展に何が必要か、日本のスポーツシーンでも再熟考してほしいと思う。
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2007年12月29日

Saturday TomoBiz Article Vol.120 (NBA:new rules-1)

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“Talent wins games, but teamwork and intelligence wins championships.”
--Michael Jordan

NBAが、今シーズンいくつかの新しいルールを導入している。

この新しいルールはプレーに直接関係するものではないので、一般にはあまり知られていないが、ビジネス・マーケティングの観点からは非常に面白い試みだと思うので紹介していきましょう。

このいくつかの新ルールというのは、すべてファンがもっとゲームのエキサイトメント感を感じることができることを目的として導入された。

まず一つ目は、ヘッドコーチの試合中の小型マイク設置の任務。
つまり、試合前に放送局のテクニシャンがヘッドコーチに小型を取り付け、試合中のコーチの選手への指示や激励を、放送の責任者の判断により、頻繁にオンエアーされるというもの。

これまで、ファンはコートサイドで観戦しないと、試合中のコーチの声を聞くということ不可能でした。

しかし、この新ルールにより、最高レベルの選手に対して、最高レベルのコーチが、実際に試合中どのような言葉を使い、選手、コーチ間、または審判たちとコニュニケーションをとっているかを観察することが可能になったのである。

実際にルールの対象となっているコーチ達は大変のようです。
コーチといっても、選手と同様に試合中はかなりエキサイトメントしている時がある。

きたない言葉を使って審判に抗議することだって普通にあることであろう。

しかし、テレビの放送のエアーに乗るということは、公の場での発言となり、しかもライブでの放送が前提のスポーツでは、編集もできない。つまり、コーチの試合中の態度の変化は必然課題として求められているのです。

NBAはスポーツのインテグリティーを保つ責任を持っています。
コーチの試合中の言動は一般のファンの耳に届くわけで、コーチの一言一言はファンとNBA(basketball)との関係に大きく影響をもつことになります。
つまり、ルールが決定され、導入された以上、NBAは徹底的にコーチのコーチの試合中の言動・態度の改善を求め、指導しています。

実際に数名のコーチはすでに、「ふさわしくない言動があった」と罰金の対象となっています。


みなさんは、この制度どう思いますか???

他にも新ルールがあります。
それは次回。


皆様、よいお年をお迎えください。
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2007年12月22日

Saturday TomoBiz Article Vol.119 (Packers)

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"Football is an honest game. It's true to life . It's a game about sharing. Football is a team game. So is life"
--Joe Namath

先週、久々にNFLの試合観戦にでかけた。
接待での試合観戦だったので、シートロケーション(グランドレベルの7列目)は非常によく、大迫力のプレーを目のあたりに。

対戦カード
セントルイス・ラムズ(home) vs. グリーンベイ・パッカーズ

今シーズン両チームは対象的なシーズンを送っておる。
セントルイスは開幕から8連敗し、早々にプレーオフを逃す。
グリーンベイは絶好調で、すでにディビジョンの優勝を決め、スーパーボウル出場に非常に大きな期待がかかっている。

さてこの試合であるが、ほとんどのNFLの試合が試合前にすべてのチケットが完売するように、この試合前もチケットはすべて完売であった。

試合会場について驚いたことが。
超満員のスタジアムの半分近くが、ビジターチームのパッカーズファンであったこと。

私たちの座席はパッカーズベンチサイドだったので、ほとんどがパッカーズのファンであったと言っていい。

どのようにチケットを手に入れたか周りのパッカーズファンに聞いてみた。

ほとんどが、ラムズのシーズンチケットホルダーからの転売。
(シーズンチケット:Vol.116/117/118参照)

つまり、ラムズも多くのシーズンチケットを販売しているが、チームが不調なので、多くのシーズンチケットホルダーがチケットを再販しているのだ。

パッカーズはNFLでも最も人気のあるチームの一つで、全国にパッカーズファンが点在する。しかし、セントルイス近郊在住のパッカーズファンだけでは、あれだけの人数は集まらない、

多くのファンは、グリーンベイから応援に駆けつけたのだろう。

試合もパッカーズが快勝し、第4Qに残っていたのはほとんどがパッカーズファンで、どっちがホームチームかわからない雰囲気だった。

予備知識
パッカーズはNFLのチームの中でも最も古い歴史があり、人気があるチームで知られている。パッカーズの試合のほとんどは簡単にチケットが完売します。

ホームタウンのグリーンベイは人口が10万人足らずの、非常に小さい町。しかし、パッカーズのホームゲーム(スタジアムの収容:72,000)は常に満席となるので驚きである。



ラベル:NFL
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2007年12月15日

Saturday TomoBiz Article Vol.118 (Season Ticket-3)

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One man can be a crucial ingredient on a team, but one man cannot make a team.
--Kareem Abdul-Jabbar

シーズンチケットの話の最終回です。

プラスの面を話してきましたが、もちろんマイナス面も存在します。

特に問題になるのは、シーズンチケットとは、ホームゲームのすべての試合のチケットを意味するのであるが、チケットホルダーは、すべての試合を観戦するということはしない(現実的に難しい)。

アメリカのMLBのケースで考えると、ホームゲームは70−80試合開催される。例えば、人気チームのシカゴ・カプスはシーズンチケットの他、シングルゲームチケットの販売もほぼ毎試合完売。

つまり、全試合満席になるはずなのだが、時折、空席が目立つ試合がある。何故か?

答えは簡単で、シーズンチケットホルダーが観戦に来なかったのだ。

空席があっても、その空席がシーズンチケットホルダーのものであれば、すでに販売は完了しているわけで、チームにとってはダメージがないものと思える。

確かにダメージは小さい。しかし、まったくないわけではない。
チームは座席だけを売っているのではないからだ。

例えば、球場に車で来れば駐車場代、多くの人は試合観戦とともに球場内で飲食をするだろう。また、球場内グッツの販売の売れ行きは観戦者数と大いに関係する。

これらすべては、チームにとって非常に大切な収入源であり、いくらシーズンチケットを販売したところで、観戦に来てくれなければ、消費されない項目である。

特に、優勝争いから脱落が決定する、8月の下旬頃から、人気チームといえども空席が目立つようになり、チケット以外の収入源に大きなダメージを与えることになる。


シーズンチケット販売の重要度の理解と共に、これらの問題点の改善にも取り組まれている。

一つは、ホームゲーム全試合のシーズンチケットではなく、数十試合をうまくまとめたミニプランの充実は、どのチーム・スポーツでも実施されている。

つまり、試合数を少なくする事で、購入しやすく、また購入した試合には確実に観戦にきてもらおう、と言うのが狙い。また小口にすることで、より多くのファンが購入することができるという利点もある。

もう一つの対応は、シーズンチケットホルダーが、自身の観戦不可能な試合のチケットを第三者に販売することができる仕組みをチームが提供していることである。

NFLやNBAなどのアメリカプロスポーツのチームウェブサイトをみてほしい。シングルゲームのチケット販売は勿論チームのウェブで行われているが、それと共に、「チケットエクスチェンジ」みたいなタイトルがあるのに気づくと思う。

これは、シーズンチケットホルダーが観戦できない試合のチケットをチームのウェブサイト上に告知し、値段を好きに決め、堂々と第三者へ販売しているのである。

チームがこのようなサービスを提供する事により、シーズチケットの販売を促進し、またシーズンチケットホルダーが試合にこれない時も、そのシートが空席にならないように努力しているのだ。


もし、チームの成績に関わらず、毎試合が満席になるのであれば、シングルゲームの販売で問題ないであろう。

しかし、何十試合も行われるプロスポーツでは、シーズンチケットの販売は非常に重要なポイントになる。

スポーツファンの消費特性を理解し、フルシーズンチケット、ミニプラン、シングルゲームチケットの組み合わせを考えた、チケット販売戦略をチームは考えなければいけない。

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2007年12月08日

Saturday TomoBiz Article Vol.117 (Season Tickets 2)

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One man can be a crucial ingredient on a team, but one man cannot make a team.
--Kareem Abdul-Jabbar

先週からの続きで、シーズンチケットの話。

14,500
Utah Jazz (NBA)が、今シーズンに販売したフルシーズンチケットの数である。

フルシーズンとは、開催されるホームゲームのすべてを意味する。

つまり、Jazzは20,000席弱収容のアリーナで、すべて試合の14,500席はシーズン前に販売が完了したことになる。

すごいですよね。

チームは、残りの5,000席強のシングルゲームチケットを販売すれば良い事になる。

どこのチームもシーズンチケットの販売に力をいれていて、Jazzの例は何も例外ではない。

大学スポーツにまで、この傾向は現れている。
私の住む町のルイビル大学はバスケの強豪チームをもち、数多くの熱烈ファンをもつ。

使用している20,000収容のアリーナの一階席はすべてシーズンチケットで毎年完売し、二階席も多くはシーズンチケットでの販売となっている。

前回述べたように、観戦スポーツチームは常に運営の安定を考えなければいけない。

シングルゲームの販売は非常に不安定要素、特にスポーツの場合、含んでいる事に気づかなくてはいけない。

その不安定要素の中心は、チーム・選手のパフォーマンスになる。
何度も述べているが、このパフォーマンスというのは、誰にもコントロールできない。

つまり、チームや選手のパフォーマンス次第で、シングルゲームチケットの販売は大きく変わるということ。

これだけ聞けば良い点ばかりですよね。
しかし、シーズンチケットの販売にもマイナス面は存在する。
思いつきますか?

次回へ。
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2007年12月01日

Saturday TomoBiz Article Vol.116 (Season Tickets)

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One man can be a crucial ingredient on a team, but one man cannot make a team.
--Kareem Abdul-Jabbar

観戦スポーツチームの運営の中で、シーズンチケット(年間シート)ホルダーの存在は非常に重要なものである。

何故かというのは非常に単純で、チームファイナンスの安定がするという点があるからである。

観戦スポーツの場合、スタジアムの座席一つ一つが商品となりうるのだが、その試合が開始し、終了とともにその価値は「ゼロ」になるという特性をもつ。

つまり、他商品のように、商品を在庫し戦略的なプランをたてることができないのである。

従って、試合が開始されるまでに、どれだけ収容が可能な座席数を販売できるか、ということになる。

アメリカのスポーツでは、チームがどれだけシーズンチケットホルダーを持っているかで、チームの財政状況の安定度を判定することがある。また、シーズンチケットホルダーの獲得に様々な戦略が工夫され、実施されている。

日本の現状は、シングル試合の販売が中心(前売り・当日販売)であろう。

シーズンチケットの販売には、良い点・悪い点の両方があるのだが、その辺の話は次回へ。
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2007年11月24日

Saturday TomoBiz Article Vol.115 (After Thanksgiving)

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Black Friday
http://en.wikipedia.org/wiki/Black_Friday_(shopping)

ブラック・フライデー。
アメリカでの年末商戦の開始日とされる、ビジネスにとってとても重要な日。
11月4週目の木曜日のサンクスギビングという祝日の翌日が毎年ブラック・フライデーとなり、この日からクリスマスまで、一番忙しいショッピングの期間となります。

去年もその前の年も、ブラック・フライデーについて記事を書いた。(Vol.11 & Vol.63参照)

今年は、去年と同じ電化製品の量販店に出かけた。
理由は、消費者のセールの広告に対する反応を観察したかったから。(例年のごとく、買い物が目的ではないんです。笑)

この日、市内の小売り・量販店は早朝より開店する。
この電化製品量販店は5時に開店。スーパーセール商品は数が限定されているので、多くの人が開店のずっと前より集まり、行列をつくる。

去年午前3時にこの店に到着した時は、すでに1000人くらいの人がいた。今年もまた、同じ時間に到着したのだが、なんとその数は去年をかなり上回るものに。開店の時間には、3000人以上の人はいたのではと思う。

では今年、この電化製品店の出した広告とは?
「200ドル以上の買い物で、同敷地内にあるファーストフード店での朝食券をプレゼント」というものであった。

そう、単純なこの店と、ファーストフード店のタイアップのマーケティング企画である。

ファーストフード店での朝食、4−5ドル程度のものである。
この程度のプロモーション企画でも、消費者の反応はかなり良かったと思う。

長時間、開店を待ち、大勢の人が群がるショッピングの後、食事は簡単に済ませたいという消費者の心理をうまくついた企画と感じた。

どれだけの人が200ドルの買い物を実際したかは、あまり問題ではない。集客競争に勝ち残るために、何をすればいいのか。

実際、例年以上の集客があり、これからの年末商戦にはずみがついたのは間違いないだろう。

スポーツは一般のビジネスと比べ、とてもユニークな要素を多く持っています。しかしながら、消費者を対象にビジネスしているという点では、全く一般ビジネスと同じであり、これらのビジネスから学ぶところは沢山あります。

常にアンテナを立て、他ビジネスから学び、自身のビジネスに役にたててほしいと思う。
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2007年11月17日

Saturday TomoBiz Article Vol.114(W.Sports)

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"Ah, the glories of women's sports: the camaraderie. The quiet dignity. The proud refusal to buy into traditional stereotypes of beauty."
--Sports Illustrated For Women

この一週間、プロジェクトの関係で、大学の女子バスケットボールチーム(ルイビル大学)の練習に度々お邪魔し練習をすぐそこで観察していた。

一般的に、女子スポーツは男子スポーツ種目に比べ人気がないというのは、どこの国でもよく似た傾向があるのではと思う。

スポーツ大国アメリカでも、その人気は雲泥の差があり、女子スポーツの発展は足ふみ状態にあると言っていい。

私自身は、密かに女子スポーツの観戦はとても好きである。女子マラソン、柔道、フィギュアスケート、バレーボールなどは、本当によく観戦する。

だから、女子スポーツがもっともっと発展し、もっと沢山の選手が活躍できる環境の整備がなされ、もっとたくさんのファンを喜ばしてくれれば、といつも思っている。


しかし、アメリカに来て、男子スポーツの規模の凄さに圧倒され、女子種目にはほとんど注目していなかったというのは正直なところ。

例えば、ルイビル大学で言えば、男子種目のフットボールとバスケットボールが巨額の利益を上げるスポーツチームであり、女子スポーツ種目で利益を上げているチームは一つもない。

男子バスケは単チームで純利益でなんと、約13億円を計上しているのに対し、女子バスケは約2億円の赤字というのが現状である。

なぜ、大学は利益のあがらない女子スポーツ種目まで抱えているかと言うと、国の法律であるTittle IX というものがあるから。

この法律はアメリカのスポーツを語る上で、不可欠なトピックなので今後じっくり話していくとするが、簡単に言えば、男子種目と女子種目の数を同等程度にしないといけないというもの。

つまり、法律に守られ大学の女子スポーツは存在の維持が継続できているということになるであろう。

この一週間じっくり見学させて頂いて、再確認した。
女子スポーツにもエンターテイメント性は十分あるということ。

パフォーマンスだけを言っているのでない。
もしそこだけを注目すれば、もちろん男子の方が、速く走れるだろうし、高く飛べるだろうし、速いボールが投げれるであろう。

しかし、人々がスポーツに魅かれる要因は他にも様々存在する。
彼女たちのひたむきに練習に取り組む姿勢、コーチの指導に素直に耳を傾け、チームメイトをいたわりある姿勢。他にも練習の姿から、ひしひしと感じたことはいっぱいあった。

彼女たちが男子選手のようにもっと注目され、もっとたくさんのファンを楽しませてくれればと、心から思った。

シーズンは始まったばかり。今シーズンは、彼女たちの一戦一戦に注目していくつもりである。

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2007年11月10日

Saturday TomoBiz Article Vol.113 (LPGA)

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"Practice as if you are the worst, perform as if you are the best.”


商品のカスタマイズ化はどんどん進んでいます。
スポーツ界でも同様の傾向が見受けられます。

LPGA(アメリカ女子プロゴルフ)は、今後のトーナメント観戦チケットのカスタマイズの実施を発表。

どういうものかと言うと、今回はそれぞれのファンがチケット購入の際に好きな選手の選び、その選手のイメージ、プロファイルなどが、チケットの裏に印刷されるということ。

もちろん事前の注文限定ということになります。

この好きな選手のプリントは第一段階ということでしょう。

チケットのカスタマイズというのは、非常におもしろいマーケティングのアイデアと感じた。

それは、チケットというのはスポーツの場合、商品となりえるからである。なぜかというと、ライブ観戦がもちろん商品であるが、その商品は消費とともになくなり、二度と同じ商品を求めることはできない。その観戦のチケットというのは、その試合を観戦した「証」なのである。

さてチケットのカスタマイズですが、今後いろいろとアイデアが広がっていくものと考えます。

チケットの事前購入には情報提供が必要となる。これらの集まった情報を即座にチケットに関わるマーケティングと展開していくのであろう。

どんな戦略をくりひろげていくか、非常に楽しみである。
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2007年11月03日

Saturday TomoBiz Article Vol.112 (connection)

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"NBA:Where Amazing Happens."
--New League Campign Theme

今週、NBAが開幕した。
その開幕に合わせ、新しいリーグ主導の広告キャンペーンを開始。

Where amazing happens.

このキャンペーン企画は、リーグ・チーム・選手、すべてが参画し、リーグ全体を盛り上げようというものである。

内容は、過去・現在の名場面・対決・記録、などをカットとして編集し、それぞれにリーグキャッチコピーになぞったメッセージを送るというもの。

例えば:
"Where 81 Points happens." (Kobe)
"Where Immovable happens." (O'Neal)
"Where never meant to happen happens"
(Golden State's playoff upset of Dallas last season)


このキャンペーンの実施は、カスタマーリサーチの結果がもととなっている。
主の結果は、NBAファンがリーグやチームとのコネクションをもつ理由として、パッション、激しい対決、パワー・チームワーク、リーグの伝統や歴史へのリスペクト、などがある。

リーグは今回のキャンペーンを通じて、これらの要素をメッセージとして送り、多くのファンにリーグ・チームとのコネクションを強化してもらうというのが目的である。

消費者であるファンと商品を提供するリーグやチームとのコネクション、なぜNBAは「ファンのコネクション」というテーマを選んだのでしょう?

スポーツという商品の特殊性を理解できれば、おのずとその重要性が浮かび上がってきます。
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2007年10月27日

Saturday TomoBiz Article Vol.111 (Base Running)

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“The only reason I don't like playing in the World Series is I can't watch myself play.”
--Reggie Jackson

MLBのワールドシリーズ、2戦目は非常に緊迫した良い試合でした。
日本でもかなりの人がテレビ観戦しているんでしょうね。
第三戦は松坂選手が登板予定なので、週末ということもあり、日本でも大変な盛り上がりとなるのでしょう。

日本での放送はNHKですよね。きっとこちらの放送はまったく違った感じの放送となっていると想像しています。

と言うのは、第二戦をテレビ観戦していて感じたことがあります。
アメリカでは、ワールドシリーズの全試合をFOXというネットワーク局が放送しています。放映権料は破格なものですが、テレビをみていても、野球を「お金儲けの道具」という感じが一つも見受けられない。

当然ビジネスなので、投資は回収しないといけない。しかし、野球というスポーツをとても大切にしていて、リーグを管理しているMLBと放送を担当しているFOXとのパートナーシップのビジネススタイルがよく伺える。

例えば、試合中のイニング間に、監督やコーチのインタビューが入ったり、控え選手にスポンサーのプロモーションの内容を会話してもらい、放送に載せたり、日本ではありえないようなこともある。

これは、MLBが放送局側のニーズに答えた形の代表的なもの。
放送側も、MLBのニーズであるスポーツの促進や、MLBのバリューを高める為、いろいろと努力している。

例えば、第二戦で双方のチームのベースランニングの良さが目立ったが、アナウンサーや解説者判断か、放送ディレクターの判断か、幾度の場面で、ベースランニングの大切さ、勝敗を大きく変えることのできる武器となる、などが徹底的に述べられていた。

いち視聴者として、非常に楽しめた放送であったと思う。


日本では、スポーツがメディア(放送局)の食い物になっているという議論がよく起こる。なぜであろう?

スポーツの促進の為には、また、収入面という現実的な観点を考えれば、スポーツ組織にとって放送局はとても大切な存在であろう。

しかし、どんな状況にあっても、主導権というか最終的なコントロールのでどこは、スポーツ組織になければいけないと私は思う。

そして、パートナーシップというのは、双方にスポーツの特質をしっかり理解した人が存在し、このユニークで魅力的な商品をどのように双方に、そして消費者に利益となるものにしていくかを考えることから始まると思う。

もし、スポーツ組織にこれらのような大切な局面を対応できる人がいなく、責任も含め外部への丸投げを続けていけば、今の現状は変わらないと思う。

私のビジネス哲学:「人材・人材・人材」
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2007年10月20日

Saturday TomoBiz Article Vol.110 (Late Start)

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Players win games, teams win championships.
--Bill Taylor

MLBのポストシーズンが大詰めを迎えています。
ナショナル・リーグは、松井カズ選手所属のロッキーズが快進撃、負けなしで、リーグチャンピョンに。
アメリカンリーグは、松坂・岡島選手所属のレッドソックスとインディアンズが接戦を展開している。

ディビジョンシリーズ、リーグチャンピョンシップシリーズを見ていて、思ったことが。

「開始時間の遅い試合があり、試合終了が12時を越えることが多くあること」

数あるポストシーズンゲームは試合時間をずらして、すべての試合が全国放送される。つまり、1日に2試合が予定されていれば、4時から1試合目、7時半から2試合目という具合になる。

MLBのポストシーズンは多くの人が注目をする。それは地元のチームへの感心だけではなく、野球への感心が要因であるので、すべての試合の時間をずらして開始する必要性は、スポーツの促進という観点からも、ビジネスの観点からも理解できる。

しかも、一般的にもスポーツイベントでも、現状の傾向として、夜9時以降に視聴率が安定するという事実が、遅い時間の試合開始に拍車をかけているのも事実であろう。

しかし、例えば8時から始まった試合は、時に12時越えという試合となることがある。このような遅い試合、子ども層は観戦できないのではないかという危惧が。

将来のコアカスタマー予備軍である、子ども層のマーケティングは大切であるのは、ビジネスの観点から当然のことである。

もし、子ども層がこのような状況で、観戦から遠ざかっているのであれば、MLBの将来は厳しいものになる。

少し気になったので、年代別のこれらのポストシーズンの視聴率を調べてみた。なんと驚くことに、9−15歳の子ども層、開始時間が遅くなればなるほど、観戦率が上がる。しかも、10時、11時、12時といった時間帯になっても、視聴率に変化は見られず、試合終了まで、観戦しているという結果が。

もちろん、MLBはこのデータは頭に入っているのは当然であろう。
ニーズに答えていると解釈するべきか、ぬかりのないマーケティングである。

しかし、気がかりは、もしMLBのビジネスがこれらの子ども層の教育的観点の役割も担っているとすれば、12時近くまで子どもをテレビの前に釘づけにしている現状には、社会的に疑問の声は上がって当然である。

スポーツは終盤にドラマがあることが多く、誰もが試合終了を見届けたいというのが、ファン心理であろう。試合観戦で夜更かしている子どもファンを責めるかわいそうだし、それを認めている親の責任とするのも難しいところがある。

この辺もMLBにも考慮してもらえればと思う。

ワールドシリーズは8時半開始の予定とされている。


PS.
1)ご存知の通り、アメリカ国内には時差が存在します。ですので、遅い時間は全国的なものではありません。東部時間を中心に話しています。そのような状況でのスケジュールの調整は非常に難しいものというのも理解できます。

2)これらの試合開始の遅いトレンドは、MLBのポストシーズンやワールドシリーズだけにみられる現象ではありません。同じように、アメリカの全国的スポーツイベントといっていい、NBAのファイナルや、大学男子バスケットボールのファイナルシリーズは近年、9時試合開始となっています。
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2007年10月13日

Saturday TomoBiz Article Vol.109 (Integrity)

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An athlete cannot run with money in his pockets. He must run with hope in his heart and dreams in his head.
--Emil Zatopek

先日のボクシングの試合、話題になっていますね。
話題というか、一方に非難が集中している状況でしょうか?
(アメリカにいるので、生の反応がわかりませんが…。)

今回お話したいのは、試合中の「反則」に関してでなく、スポーツマーケティング・ビジネスの目線からです。

第一回目の投稿(Vol.1参照)で、私はビジネスにセオリーはあっても正解はないと述べました。今もそう思っています。

つまり、商品の価値を高めるためや、販売促進のためのマーケティングやプロモーション戦略も多様なやりかたが存在するという理解である。

特に「プロスポーツ」は確実にビジネスの要素(選手たちが自身のためだけにプレイしているわけではないということ)が中心にあり、スポーツ・試合・選手の価値により、ビジネスの成功が大きく左右されるという側面をもつ。

例えば、プロボクシングの場合、選手のバリュウーや対戦カード次第で、ファイトマネーは大きく変わってくる。注目選手の試合には多くのファン、メディア、ビジネスが興味を示すので、当然のことである。

今回の片方の陣営のとったビジネス的戦略(ビジネス的戦略かどうかはわかりませんが…)、選手の、また陣営の価値を高めるため、ブランド色の維持、また、イベントへの注目度の向上、などを考えれば、「全く理解できない」わけではありません。

実際に会場は満員になり、多くの人がテレビ観戦し、大いに注目を集める試合になったことは違いない。この試合単体でみれば、ビジネス的観点では成功したといえるのではと感じる。

しかし!!!
スポーツという商品を扱う際に、大きなキーワードがある。
「INTEGRITY」

スポーツマンシップに関わることである。
スポーツの場合、倫理的な要素はビジネスのサイドにあるものではなく、プレーそれ自体に付随するという特徴がある。つまり、商品のコアにある選手のリング内外の言行動は、商品の一部であり、消費決定要素の対象になる。

マイクパフォーマンスはファンサービスの一環であるだろうし、必要であろう。しかし、同時に対戦する選手に敬意を表したり、関係者に感謝を示したりするのは「Integrity」の観点から、とても重要な要素と考える。

イベントを盛り上げるために、考ええることはどんどん考えてほしい。それが奇抜なものでも、伝統的な手法でなくてもいいと思う。
しかし、「スポーツのINTEGRITY」という観点は忘れないでいただきたい。

多くのスポーツが多くの人に親しまれ、これだけ長い年月、ビジネスとして成功しているのは、INTEGRITYを守ってきたからである。


繰り返し述べるが、スポーツという商品はとてもユニークな要素を沢山もつ。それらを理解し、ビジネスとの融合がみられたとき、本当の意味で、選手の、チーム・組織の、そして、スポーツの価値があがるようなマーケティングが現れるのではと、個人的に思う。
posted by tokuyama at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | Tokuyama | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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