2007年01月05日

新年明けましておめでとうございます。

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晴れ遅くなりましたが新年明けましておめでとうございます!
本年は昨年のブログにも書きましたが、「始動」をしていく年にしたいと思っています。
(このブログもまめに更新せねば・・・これは自戒ですね。)
さて、まずやっていきたいと思うことは、エクイツプメントマネージャーのコミュニティをつくること。
これまではどれほど効果があったかはわからないが、このブログやズームバングでチームを訪問する際に、エクイツプメントマネージャーをしていたからこそこの商品にであったと折をみて話したり、エクイツプメントマネージャーについては少しづつ紹介してきたつもりだった。知ってもらうだけならば、それだけでもいいかもしれないが、それが将来の日本のスポーツの現場で「実像」にならなければ意味がないと、特に自分自身が現場から離れていたせいか、強く感じていた。
そこで、色々な方のアドバイスを伺い、先述のエクイツプメントマネージャーのコミュニテイを作ることを「始動」させたいと思った。
まずは情報共有、情報交換そんなところからでもはじめていきたい。もちろん、それはアメフトに限らず、他のスポーツの用具に関わる方も含め、そしてもちろんエクイツプメントマネージャーに興味のある人たちも含めて。
「ピカピカに磨かれたヘルメットを着けた選手達が、フィールドへ飛び出していく」
こんな素晴らしいスポーツにおける1シーンを想像しながら、その実現へ向けてやってみよう。

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2006年12月31日

2006 3Q&4Q(後半)

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後半開始!
■7月〜8月
ブログが滞ったこの頃から9月のズームバングの国内販売にむけての準備でバタバタ。
一見、現場でのエクイツプメントマネージャーの仕事ではないようにみえるプロモーション活動(事前説明会の実施、広告のアレンジ)、取引先との打ち合わせ(ビジネスプランの提示、価格の打ち合わせ等)、そしてチーム訪問など営業活動の仕事。
しかし、以前、ブログにも書いたとおり、EQマネージャーには時として選手とメーカーの間に立ち商品開発に立ち会ったり、選手に必要とされるエクイツプメントを選択するバイヤーとしての役割、そしてエクイツプメントに関わる予算の編成まで管理することが求められる。アメリカでの経験では中々、ここまでは経験できなかったことだが、自分の目で見たエクイツプメントを世に送り出すこの過程に関わったことは、本当に得がたい経験だった。


■9月〜12月
・9月にいよいよ国内でのズームバング販売の開始。ここから、主に大学、Xリーグの訪問を中心に相棒のDR.ZBとそして会社の上司であり、パートナーでもあるY氏との正に二人三脚での「ズームバング行脚」が続いた。その営業は、回数を重ねるごとにツープラトン攻撃ともコンビ芸とも呼べる域まで達したとかしないとか・・・(詳細は、ズームバングHP内での「zoom ブログ」にて→
http://ses-i.biz/zoombang/blog/
もちろん、この訪問はズームバングの営業(商品説明、試着会の実施、受注)がメインではあったが、各訪問先でお話させていただいた選手、チームスタッフの皆様には、用具に関してチームごとにいろいろな事情があることを教えていただいたり、時にはその環境をみて、自分がアメリカにいた時に強く思った用具環境の面から日本のアメリカンフットボールひいては日本のスポーツをよりよくしていきたいということを実感した。

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・エクイツプメントセミナー@関西学院大学
2年前のサムライウォリアーズにてアスレチックトレーナーとしてチームに帯同していただき、現在松下電工、関西学院大学でトレーナーとして活躍する鶴谷さんにお声をかけていただき、実現したのが9月に関西学院大学アメリカンフットボール部でTRとしてチームに携わる学生を対象にしたセミナー。
約2時間、アメリカでのEQマネージャーとしての体験から、基本的なフィッティングや防具メンテナンスの方法などをいっぱいいっぱいになりながらお話させて頂いた。このセミナーの前の準備段階ではあれやこれと話すことを色々考えていたが、結局一番伝えたかったことは「防具に対する意識」の部分。
「防具の不整備が怪我の一因にならないようにすること」その為に「チーム全体で防具メンテナンスを習慣化すること」そして「かっこよく、きれいに誇りをもてるようにすること」

こうして2006年を振り返ってみると今年は「動」の一年だったと思う。
そして迎える2007年。
「動」に一文字付け加え、エクイツプメントをキーワードに「始動」すべきことがある。それはまたこのブログでも報告したい。
「THERE IS NO FINSH LINE!」(AEMA スローガン)

それでは皆様、良いお年を!

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2006年12月18日

2006 1Q&2Q(前半)

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ちょうど昨年の今頃、書いたブログを読み返してみると、甲子園ボウルのスタンドからサイドラインを見た自分なりの「思い」を綴っていた。
「エクイツプメントマネージャーになるためには、決まった方法なんてないと思う。だから、色々やってみるのも、いいかもしれない。」と。
そして、今年も甲子園ボウルが終わり、2006年度が終わろうとしている。
今年は自分にとってどんな1年だったのだろう?いったいどんなことをして、そして来年に向けてどんな風につながっていくのだろう?
ということで、今年をここでふりかっえみたい。
今回はその前編を。

■1〜3月 サムライウォリアーズ
実質2月から始動したチーム。今年のサムライはチームスタッフの役割もより明確化されたことで、自分もチームのエクイツプメント担当として、フルで初めて参加した昨年より更に深くチームに関わることができた。
ヘルメットの手配、ユニフォーム、ディケール、チームアパレルの発注、フィールドでの練習サポート、現地でのヘルメット磨き、そしてゲーム当日のロッカールームのセットアップ等々。
このブログでも紹介してきたエクイツプメントマネージャーの仕事に一番近い役割ができるのが、僕にとってはこのサムライ・ウォリアーズだった。
ゲームは残念ながら、負けてしまったがサムライの挑戦がまたある限り、エクイツプメントマネージャーとしてやってみたい。そして、チームにおけるエクイツプメント環境をより充実させていきたい。
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■5月 アイビーサムライボウル ゲームジャージ
サムライが終わってすぐ、始まったのがアイビーサムライボウル用のゲームジャージを作ること。作るといってもサムライ・ウォリアーズでも使用したアメリカのメーカーへの発注のやり取りから納品までが仕事なのだが、年に一度のこのボウルゲーム、選ばれた選手には誇りを持ってこのゲームジャージを着てもらいたい、そんな思いをもちながら取り組んだ仕事だった。途中、ちょっとしたトラブルもあったが、ゲーム当日、小雨が降る中、そのジャージに袖を通した「チーム・タイガース」と「チーム・クォーカーズ」に選ばれた選手がプレーする姿を見て、この仕事に関わって自分も名誉なことだと思った。
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■6月 AEMAコンベンション
昨年につづき2回目の参加。今年は日本から自分と現在、Xリーグ、ロックブルでチームマネージャーとして活躍する遠田さんと参加。
年に一度のエクイツプメントマネージャー祭り。ここに足を運ぶとまだまだ、エクイツプメントについて知りたいと思う「欲張りな」自分がいることに気づかされる。
今年の活動をもとに来年もまた「テーマ」をもってこの祭りに参加したい、と今から思う。
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サムライ→サムライ→祭りとつながってきた今年上半期。それと同時に水面下では「例」の日本上陸に向けて、準備が進行中だった。

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2006年12月11日

近況

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近況もなにも・・・長い間、ブログ更新滞っていたこと本当に申し訳ない・・
報告することといえば、「ズームバング」というNFL公認のプロテクトギアの取り扱いを日本でも9月から取り扱いをはじめ、その担当として日々、格闘中でした。
ズームバング日本語サイト→http://ses-i.biz/zoombang/
そもそもこのズームバング、昨年のAEMAコンベンションのメーカーブースにてであったのがはじまり。そして、アトランタ・ファルコンズのエクイツプメントのアシスタントとして参加させてもらった昨年のNFL東京。その時に対戦チームのコルツの選手数名が着ていたのが、正にズームバングでした。
それをみた時に単純に思ったのが、もし自分がどこかのチームのエクイツプメントマネージャーとして働いていたら、選手の怪我を予防したり、インジャリーパッドのかわりになるんじゃないかな、と。
その数日後、アメリカの製造元にコンタクトを取り、その一年後・・・
それが今年の9月ということです。
その後の詳細は、ズームバングのHPのブログでも、相棒の「Dr.ZB」が綴っていますが、ただNFLで使用されてるからいいというのではなく、エクイツプメントマネージャーを経験した観点から、そして、エクイツプメントを通じて
出会ったスペシャリスト(TR、S&Cコーチ、スポーツビジネスに関わる人達)
に協力いただき、「選手にとって」のエクイツプメントの一つとしてこのズームバングとは向き合っていきたい・・・日本での販売から3ヶ月を経て、そう
切に思うこの頃です。
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2006年08月20日

AEMAコンベンションC

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ワークショップ、展示会とともにこのコンベンションの中で行われるのが、2つのミーティング。
一つは参加者全員が一同に会する全体ミーティング。そして、もう一つが各メンバーが所属する地域(ディスリクト)ごとに行われるディストリクトミーティング。
時間的な流れでいうと全体ミーティングに先立ってディストリクトミーティングが行われる。
■ディストリクトミーティング
AEMAではメンバーが活動する地域によって大きく10のディストリクトに分けられておりディストリクトごとに活動報告等が行われる。
そして、日本から参加している自分が所属しているのはアメリカのアラスカ州、カナダ、ドイツ、日本で活動するメンバーから構成されるディストリクト10。
このディストリクト10は他のディストリクトと比べると構成メンバーの数も小規模で、昨年、参加した時は自分も含めて4人しかおらず、ミーティングというよりざっくばらんにそれぞれ話しをする場であった。しかし、今年は場所がカナダに近いバッファローで開催されたこともあってカナダから7名の参加を筆頭に、アメリカ1名、そして日本から自分を含め2名の総勢10名の参加で昨年よりずっとにぎやかな雰囲気でミーティングが行われた。このD−10の特徴はカナダで活動するメンバーが多いことで、その中のほとんどが、カナダの国民的スポーツとも言うべきアイスホッケーのチームでエクイツプメントマネージャーとして活動していることだ。
ミーティングの内容としては、ディストリクト・リーダーから簡単な活動報告などがあり、あとはそれぞれの自己紹介などをしながら歓談をするといった感じだ。
その中で話しを聞くとカナダでもフットボールに関してはCFL(カナディアンフットボールリーグ)やカレッジフットボールも行われているのだが、気候的なこともあって室内スポーツ(アイスホッケー、バスケットボール)の方が人気があり、競技人口も多いそうで野球やNFLはテレビで見る程度というのが現状らしい。
彼らも日本のスポーツ事情には興味を持ってくれ、色々話をする機会があったのだが、その際、僕とともに今回、日本から参加した遠田さん(アメフトXリーグ ロックブル所属マネージャー)の存在は本当に心強く思った。このミーティングの中でも所属するロックブルでの活動をはじめ、日本のアメリカンフットボールの現状をメンバーに紹介してくれ、それを通じてD−10のメンバーとよりコミュニケーションをとることができた。
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■全体ミーティング
今年のコンベンションに参加したエクイツプメントマネージャー約480名。
アメリカのカレッジで活動する者、AFL(アリーナフットボールリーグ)でシーズン中は活動する者、カナダでアイスホッケーのエクイツプメントマネージャーとして活動する者、男性だけではなく女性のエクイツプメントマネージャーもいる、アメリカ、カナダ、そして日本から・・・
様々なバックグラウンドを持つエクイツプメントマネージャー達が年に一度、この全体ミーティングの場で顔を合わす。
今年の全体ミーティングのメインは新しいAEMAプレジデントの選出。
事前に既に3人の候補者への投票が済まされており、その中から選出されたのがマイク・ロイスター(テネシー大学チャタヌーガ校)。NFLのラインマンにも匹敵するその体格とともに存在感抜群。新しいプレジデントの誕生にに拍手。
それから内容として面白かったのが2009年に行われるコンベンションの候補地からそれぞれ代表者がきての招致合戦。3都市が候補に挙がってたのだが(サクラメント、チャタヌーガ、ジャクソンビル)こんなことまで行われるなんてAEMAも大したもんだなと思った。
(後日、投票の結果2009年コンベンション開催地はジャクソンビルに決定!)
去年、初めて参加したときにも感じたことだが、エクイツプメントマネージャーばかりがこれだけいることのすごさをあらためて感じる。その中で今回は遠田さんとともに日本から僕ら2名が参加したのだが、その人数が少しづつ増えて、いつしか日本でエクイツプメントマネージャーという仕事が日本のスポーツに携わる職業の一つとして認知されることを絶対に実現したいと思う。
さて、毎度の事ながら更新の間が開いてしまって申し訳ないが、コンベンションレポートも次回で最後。
その後は昨年のAEMAコンベンションをきっかけに現在、動き出している日本での活動についてでも報告したい。
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2006年07月15日

AEMAコンベンションB(展示会)

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コンベンションセンター、大ホールにて2日目、3日目の午前中に行われるのが主にフットボール関連のメーカーが出展する展示会。
そこでは、日ごろ各チームでお世話になっているメーカー担当者と雑談をするエクイツプメントマネージャーの姿もあれば、何か新しくチームの取り入れられるようなエクイツプメントはないかとこまめに各ブースをチェックするエクイツプメントマネージャーの姿も見られる。
また、ブースを出すメーカー側も既にフットボール業界では確固たる地位を築いているメーカーもあれば、新たにこの業界に参入しようと必死に自社の製品をアピールするメーカーの姿も印象的だ。
今回、自分自身、昨年に続き2回目の参加だが、約130社が出展するブースを見てあらためてアメリカのフットボールマーケットの大きさとフットボールというスポーツの存在の大きさを実感するとともに、まるで子供がトイザラスにでも足を踏み入れて欲しいおもちゃを探すようなワクワクする気持ちで
この展示会場を探索してきた。
今回はその模様をリポート。
◆出展ブース
その数、約130社。フットボールではお馴染みのリデル、シャット、アダムスといったエクイツプメントメーカーからリーボック、アディダスそしてアンダーアーマーなどスポーツ総合メーカーの出展はもちろんヘルメットにはるディケールの専門商社、アメリカのエクイツプメントマネージャーの仕事では欠かせないランドリー用のバッグ(洗濯ネット)、使い終わったタオルなどからバクテリアが発生しないように開発されたアンチバクテリア用のスプレー、エクイツプメントルームの在庫管理用PCソフト、システムキッチンのご提案ならぬシステムエクイツプメントルームの提案をするメーカーなど
ここに挙げたのはその一部だが本当に幅広いメーカー、商社がアメリカのフットボールを支えていることがわかる。スポーツ用品ビジネスの観点から言えば、オンリーワンのアイデアをもつことが、このマーケットに商機を見出しているような気がした。
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◆エクイツプメント事情
昨年との比較からの感想だが、ここ最近は画期的な存在はないようだ。どちらかというとここ数年で主流になったものにマイナーチェンジを行ったり、定着した商品をあらためてその良さを伝えるといった感じだ。
例えばヘルメット。日本でも多くの愛用者がいるリデルのレボリューション。ブースでも、先に行われたワークショップのメーカー担当者の説明でも使用の快適さ、脳震盪を減らすようにデザインされたことなどを冊子などを配ってあらためてアピールしていた。と同時にリデルは脳震盪という問題に対して、このレボリューションの開発から一歩進んだ段階としてSideline Response System(SRS)というシステムを開発し既にいくつかのカレッジで取り入れられているということだった。(これについては、またブログで紹介したい。)06 AEMA Convention 016.jpg
そして、やはり多いのがアンダーアーマー系のコンプレッションアパレル。
いうまでもないが、最近は本当にこのタイプのアパレル(シャツ、スパッツ、ハンドスリーブ等)が本当に多い。(当のアンダーアーマーはそこから更にシューズなども展開しているが。)
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あるメーカーのブースに行くと先ごろ行われたNBAファイナルに出場したマイアミ・ヒートの選手が同社の開発したレッグススリーブを使用していることで写真等で見せてくれながら一見似たように見えても細かい機能において違うということをかなり熱く説明してくれた。
また、もう一つの傾向としてこれらのコンプレッションシャツと肩、わき腹あるいは下半身(ひざ、サイ、ヒップ)のパットが一体型になったプロテクティブギアもよく目に付いた。代表的なものでいえばマクダビット社製のヘックスパットシリーズ。そして、日本ではまだ未発売であるがNFL26チームの選手が使用しているズームバングというメーカーの商品もブースでは目立っていた。(実はこのズームバングは、今年行われた日本選抜サムライウォリアーズの用具サプライヤーとして協力いただき、サムライの選手は既に使用をしており、現在も練習などで使用してもらっている。)
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これらのメーカーもそれぞれ同じコンセプトの中でパットの素材などでその差別化をはかり、独自性を出していた。余談になるが、実際にこれらを着用する選手にとってはその独自性がはっきり見えることが用具選択の一つの基準になるようなことを感じた。

こうして2日間、ブースの撤収作業が始まる直前まで回ってきたこの展示会は商業的な意味合いよりコンベンションに参加しているエクイツプメントマネージャーを対象にして開かれているので、彼らがどのようなブースに立ち止まり、どのような商品に関心をもっているのかも自分にとっては興味深かった。その視線は、ある意味バイヤーのようでもあり、その一方で年毎に少しずつ進化していくエクイツプメントに純粋に好奇心を向けていることも印象に残っている。そして、実際にエクイツプメントの世界は本当に深く、広い。それを実感した今回の展示会だった。


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2006年07月09日

AEMAコンベンションA(ワークショップ)

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THERE IS NO FINISH LINE!
AEMAのスローガンとして何度かこのブログの中でも紹介してきた言葉だが、コンベンションの中で行われるワークショップはエクイツプメントマネージャー歴何十年という大ベテランからこれからこの分野について学んでいこうと参加している学生エクイツプメントマネージャー達が参加するいわゆるエクイツプメントマネージャー必須の講義だ。
 ということで今回はまず「ワークショップ」について。
その内容はフットボールのヘルメット、ショルダーパッドのフィッティングといったベーシックなものから、エクイツプメントを管理する上で必要なパソコンのソフトの使い方、エクイツプメントマネージャーが自分達のアイデアをプレゼンしあうヘルプフルヒントといったものまでバラエティに富んでいる。また、講師陣も現役のエクイツプメントマネージャー達だけではなく、用具メーカーの担当者が最新のエクイツプメント事情とともに壇上に立ち説明をしていく。
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今回、自分は2回目の参加だが思うことはこのワークショップが単なる聴講型の講義ではなく、積極的に質問、意見が飛び交う場であるということだ。
また、毎回ワークショップのテーマに挙がる内容(例えばヘルメットのフィッティングなど)もエクイツプメントの進化によって基本的な部分は変わらなくても新たに知識として吸収していかなければならない。
「もう既に知っていることでももう一度、見つめなおそう」
「知らないことならば、ここで吸収して現場で役立てよう」
「こういうアイデアはどうだろうか」
こんな空気が各ワークショップにあふれていて、冒頭で書いた「THERE IS NO FINISH LINE」という言葉が体現されている場の一つだと思う。
 そして、講義が終わると写真にあるように参加証の裏にあるバーコードをスキャンされ講義を受けた事が1単位として認定される仕組みになっている。
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 今こうしてその場を振り返って僕自身の姿勢はどうだっただろうか?
ワークショップの内容を理解することはもちろんだが、ワークショップに対するエクイツプメントマネージャーの姿勢にも見習うべきことがあったように思った。
 次回は展示会の模様を通じてアメリカのエクイツプメント情報をレポート
したい。
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2006年06月19日

AEMAコンベンション@

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 前回のブログに書いたとおり6月6日〜11日までの日程で、アメリカのバッファローで開かれたAEMAのコンベンションに出席してきました。
 帰国後の先週初めはまだ頭がお休み中だったのですが、さすがに1週間もたてば平常に戻り(ぼぉーとしていた頭を起こされる出来事も仕事の中でありましたが・・・)遅ればせながら自分で今回の参加の意義を振り返るということも含めて、数回に分けて報告したいと思います。まずはその第一弾ということで、今年で32回目を迎えるコンベンションの内容を簡単にレポートします。

 今回のコンベンションの開催地はニューヨーク州はバッファロー。
地理で言えばカナダの国境に近く、車で40分も走ればかの有名なナイアガラの滝があるという場所です。スポーツに関連させていうと、NFLのバッファロー・ビルズ、そしてNHLのバッファロー・セイバーズのホームになります。
 自分のイメージもやはりバッファロー・ビルズのイメージ位しか正直なかったのですが、日本を飛び立つこと約14時間、デトロイトを経由してバッファロー国際空港に着きました。そして、そこからタクシー走ること約20分、
今回の開場となったダウンタウンのホテル、ハイアットリージェンシーへ到着です。06 AEMA Convention 114.jpg

 さて、ここからが本稿の開始です。
 コンベンションは到着した6月6日、火曜日から先に到着した人達の受付が始まり、夕方から早速、1回目のワークショップ(講義)が始まります。それから、最終日の金曜日までコンベンションは続くのですが、その内容は
以下のような感じです。
 @ワークショップ(講義)
 Aスポーツメーカー展示会
 Bミーティング
 Cレセプション

次に簡単に各内容についてです。
@ワークショップ
いわゆる講義です。大学の授業風にいうのなら1コマ、1時間30分。内容はエクイツプメントマネージャーの必須科目とも言うべき、防具(ヘルメット、ショルダーパット)のフィッテイングといった基本的なものから、用具の購入の仕方、在庫管理の仕方などからメーカーによる最新のエクイツプメント事情などの講義の中から、自分で選択して聴講するというスタイルです。
正にエクイツプメントマネージャーにとっての、基礎知識から最新情報に至るまでそれらを共有していこうという場です。

Aスポーツメーカー展示会
アメフトではお馴染みのリデル、シャットといったメーカー、スポーツ総合メーカーであるアディタス、ナイキ、リーボックそしてアンダーアーマーなどはもちろん、アメリカの大学のエクイツプメントルームに行けばおおよそ目にするだろうメーカーが、約130社ブースを出展します。
それだけでもあらためてアメリカにおけるアメフト関連の市場の大きさに驚かされます。
 
Bミーティング
AEMAはそれぞれのマネージャーが所属する場所によって大きく10の地域(ディストリクト)に分かれます。日本から参加している自分はカナダ、アメリカのアラスカ州に所属するメンバーから構成されるディストリクト10に所属しています。
そのメンバーで集まってミーティングを行うのがディストリクトミーティング。そして、今回参加の約480人のエクイツプメントマネージャーがコンベンションセンターの一番大きなホールに一同に会して行われるのが全体ミーティングです。
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Cレセプション
ワークショップの終了後にはスポンサーになっているメーカー主催のレセプションがダウンタウンのグリル&バーのようなところで催されます。いってみれば飲み食いフリーのパーティのようなもので、今回のコンベンションでの夕食はほとんどこれで済ませました。それと同時に、この場もまた、エクイツプメントマネージャー同士のもっとくだけた交流の場で、ここで色々知り合いになったりします。
  
と、こんな感じで4日間のコンベンションの内容は構成されているのですが今回は場番編としてバッファロー・ビルズツアーなどもあり、初めて参加した昨年以上に、充実した4日間でした。

「コンベンション1日目は・・・」と書いたらいいのか、それとも今日紹介した各内容を掘り下げてレポートしようか・・・この辺まだ中途半端ですが、また次回に。
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2006年06月05日

明日から・・・

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AEMAのコンベンションに行ってきます。
今年の開催地はニューヨーク州はバッファロー。う〜ん、なんというか微妙なところです。
前のブログにも書いたとおり、今回の参加テーマは「欲張ってくる」こと。
エクイツプメントマネージャーたちとのコミュニケーション、最新のEQ事情など僅か4日間のコンベンションだが、色々なものを自分の目と足とそして、あやしい英語を使って吸収してきたい。
もちろん、仕事という部分でも今回の参加目的はあるのだが、それも含めて
年に一度のEQマネージャー祭りを存分に楽しいできたい。
 その内容は、このブログでまた、報告させていただきます。

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2006年05月29日

ユニフォーム

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 最近行っている仕事の一つとして、来月行われるアメフトのゲームで使用するジャージの発注作業に関わっている。
 そんなわけでここ数週間は、メーカーとのオーダーのやり取り、見積もりの作成、依頼者との確認等を行いながらユニフォームについて色々思いをめぐらせていた。
 そもそもスポーツにとってユニフォームは欠かすことのできないものの一つ。
 自分自身のスポーツの経験を振りかえっても必ずそこにユニフォームがあり、そこに特別な思いを感じたことを覚えている。
 社会人になってスポーツ店で働いていた時には、自分が着る側から注文を受ける側になってサッカー、野球、ラグビー、バスケットボール、陸上など
のユニフォームの制作に関わってきたが、出来上がったユニフォームをお客
様に渡す時は、これまた何か特別な思いを感じながら渡したものだった。
 出来上がったユニフォームを見て、喜んでくれるお客様の顔を見ると、本当に良かったと思った。
 それから、エクイツプメントマネージャーとして関わったアメリカのカレッジ、アリーナフットボールの世界ではもっと深くユニフォームと関わることになった。
 選手1人1人のロッカールームにゲーム前、ユニフォームをヘルメットとともにきれいにセッアップする作業はとても神聖なもののように感じたし、
その一方で、毎日の練習後、汗びっしょりの練習用ジャージを集め、洗濯する作業も決して僕自身嫌いな仕事ではなく、むしろ愛着のある仕事だった。
 こういった作業を通じてそれこそ毎日のようにユニフォームと接する事で
自分が着るわけではないのだが、そのユニフォームに愛着を感じ、それを着る選手、そしてチームに関わり働けることをすごく誇りに思った。
 また、今年3月に行われた侍ウォリアーズのユニフォームに作成にも関わっていたのだが、デザインはどうするか、サイズはどうするか・・・そういった実務的な作業をしつつ、思い浮かべていたのはそのユニフォームを着てアメリカのフィールドに立つ選手の姿だった。そして、このユニフォームを通じて僕自身が選手に感じて欲しかったことは、サムライウォリアーズの選手として選ばれた「誇り」だった。
 「ユニフォーム」をキーワードとして取りあげると他に「格好よさ」
だったり「機能性」だったりと最初に書いたとおりそれこそ色々思いのめぐる奥深い世界の一つで、自分も現場でゲームを見ているとこういうことが
すごい気になるのだが、「選手達はそのユニフォームにどんな思いを抱いているのだろう。」・・・単なるエクイツプメントの1つとしては決して片付けられない・・・
 さて、冒頭で書いた来月のボウルゲームで使用されるユニフォーム。
選手達はどんな思いでそのユニフォームに袖を通してくれるのだろうか?
 それも楽しみだ。
 
 
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2006年05月05日

欲張り

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 前回のブログでAEMAジャーナルのことを書いたが、そのお知らせにあったように32回目のAEMAコンベンションが、来月6月5日〜9日の日程でニューヨーク州バッファローで開かれる。
 今のところスケジュールに問題なければ、自身2度目となるこのコンベンションに参加する予定だが、早いもので前回からもう1年がたつのか・・・
と思う今日この頃。
 振り返ってみると、昨年のコンベンションはありきたりの感想だけれど、
「参加することに意義があった。」と思う。
 さて、今年またこのコンベンションに足を運ぶにあたって、自分なりに
テーマを考えてみた。
 「参加してよかった。」という昨年からもう一歩踏み込んで、もっと色々なものを吸収してきたいと思う。
 そこで、今年は「欲張り」をテーマにして、バッファローでのコンベンションならぬ年に一度の「EQマネージャー祭り」を楽しんできたい。
 先輩のEQマネージャー達に聞きたいことがたくさんある。
 EQについて知りたいこともまだまだ山のようにある。
 そんな「聞きたいこと」「知りたいこと」「見たいこと」を食べ放題に行ってあれもこれもと皿にのっけるがごとく欲張り自分を出して積極的な姿勢で望みたい。
 「欲張った」結果は、またこのブログでも紹介しようと思う。
 5月のゴールデンウイークよりも6月のAEMAコンベンションウィーク。
 今から、楽しみだ。
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2006年04月25日

「THE SCOREBOARD」FROM AEMA

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AEMA(Athletic Equipment Managers Association)にメンバー登録すると
年に5〜6回, タイトルにある「THE SCOREBOARD」という会報誌が送られてくる。
 その最新版が先日送られてきたので、今回はそれを紹介してみたい。
その内容は
 ・AEMA内の最新ニュース(今回は新しいプレジデントの紹介)
 ・プレジデントコーナー
 ・ディレクターズコーナー(各地区の代表からの挨拶やお知らせ)
 ・アメリカ国内のEQに付随するニュース(例:用具に関するNCAAルール
                    が変わったなど)
 ・お知らせ(コンベンションの開催など)
 ・メンバーの投稿記事
 ・スポンサー広告
といった感じのなのだが、これらが地味〜に10ページほどの白黒印刷で
冊子となって送られてくるのだ。
 もちろん、毎回僕も目を通しているが、今回の号ではDino Dennis
(AEMA Vice President)の投稿記事を興味深く読んだ。
 Dinoは、フットボールの超名門USC(南カルフォルニア大)の現役EQマネージャーであり、そのキャリアはUSCだけでも18年間というこの世界の重鎮の1人だ。そのDinoが、EQマネージャーとしての自らのキャリアを振り返り、
それを記事の中では「アドベンチャー」と表現してこれまでの歩みを書いている。
 簡単にその内容を書くと、彼がその「アドベンチャー」を始めたのが、
1965年。元々は高校でフットボールをしていたが、サイズ不足を感じ、自ら
チームのマネージャーを申し出たそうだ。
 それから、進学した大学でもマネージャーをしていたそうだが、その当時は今でこそ完全に分業体制になっているアスレチックトレーナーとEQの仕事が一緒に行われており、Dinoもテーピングを巻きながら、ロッカールームをきれいにしたり、用具を修理することが当たり前だったと言っている。
 そして、数年後の1974年、当時はトレーナーの役割もこなし、EQの管理も行うマネージャーたちが、彼らの仕事について語らい、より専門的にEQを管理するマネージャーとして活動すべく集まってできたのが、現在のAEMA
となる・・・
 それから、Dinoの活動はフルタイムのEQマネージャーとしてUCバークレーでのアシスタントEQマネージャーを皮切り、現在のUSCでの活動に至っている。AEMAのメンバーとしても、地区の代表、そしてVPとして今なお、USCにとってもAEMAにとっても
欠かすことのできないEQマネージャーとして活動している。
 これを読んでいて知ったのが、アメリカでも30年ほど前には、まだ、EQマネージャーという仕事が、専門化されてなかったことだ。
 僕も今、将来日本で、このEQマネージャーという存在が認知され、職業の1つとして活動できるような環境を作りたいと思い、この世界に足を踏み入れたのだが、このDinoをはじめとする先人のEQマネージャー達が作り上げた
道は本当に尊いものだと感じた。
 昨年、初めてAEMAのコンベンションに僕も参加して、前プレジデントの
Dale Straufをはじめ、多くのEQマネージャーから日本から来たメンバーとして声をかけてもらったのだが、Dinoもその1人だった。
 「あのUSCの、しかもそこで18年も・・・」その時は、ただ感動するばかりであったが、今度、会う時は、その大先輩に色々、聞いてみたいと思う。

 「EQマネージャーって一体どんなことをしているのだろう?知りたい。」
そう思ってアメリカへ行ったのが、2000年のこと。Dinoの表現を借りれば
その年から始まった自分の「アドベンチャー」・・・
 少しだけれど見えてきたものもあり、かすかにしかみえないものも
あり・・・
 あれから6年・・・あとせめて25年は続けなきゃな。その時にはきっとAEMA
日本支部もできているし、「ザ・スコアボード(日本語版)」に僕もその歩みを投稿しようと思う。
  
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2006年04月17日

再開


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 再開します。いや、再開しなきゃ。違う。再開させてください。
「前回は・・・」というのもおこがましいほど、長い間、この梁山泊を留守にしてしまった。
 その間、どこにいたかというと、この梁山泊の本陣とも言うべきアリーナフットボール日本選抜チーム「サムライ・ウォリアーズ」にこもりっきりでした。
 アメリカでのゲームから1ヶ月がたち、その報告ともいうのも何ですが、
サムライではエクイツプメントマネージャーとしてチームにかかわっていました。
 エクイツプメント周りの手配(ヘルメット、ユニフォーム、ディケール
ワッペン...etc)はもちろん、練習の準備やサポート、現地での準備、ゲーム当日のロッカールームのセットアップ等々・・・
 これまで、このブログでエクイツプメントマネージャーの仕事を紹介してきましたが、その仕事を体現できたのが、このサムライウォリアーズというチームです。
 2006年のサムライ発足からゲーム終了まで正味約2ヶ月間、チームのエクイツプメントマネージャーとして、失敗もありました。反省もしました。そして、新たに色々、学びました。
 それを教えてくれたのが選手たちであり、コーチたちであり、2006年のサムライに参加して一緒にチームをサポートしたスタッフたちであり、そして、サムライを通じて出会った人達でした。
 また、先日、TBS「ブロードキャスター」にてサムライの戦いの模様が放送されましたが、そこに映し出されたヘルメット、ユニフォームを見て、やっぱり「エクイツプメント」と向き合っていて良かったと思う一方、
 「選手に素晴らしい用具を揃えてあげたい。」
 「現実的にあるもので選手に納得してもらうしかない。」
という理想と現実があることも強く感じました。

この理想と現実は今後、自分の活動をしていく上で、常にあるものだと思います。今回もこのジレンマはありましたが、本当のプロのエクイツプメントマネージャーはむしろ、後者に対して、何とかする術を心得ているのかもしれません。
 個人的な課題としてもちろんこの説得力も身につけなければいけないのですが前者の理想も追いたい。
 いずれにせよ、エクイツプメントに対して、もっと「よくばり」にならななくては。
 よし、やりますか。

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2006年01月22日

当たり前

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 アメリカではスポーツに携わる職業の1つとして確立されているエクイツプメントマネージャーという仕事。このブログのはじめのほうにも書いたが、現在の日本のスポーツ界でこれに近い形で職業の1つとして成り立っている代表格といえばサッカーJリーグで活躍している「ホペイロ」だろう。

 自分自身もアメリカにエクイツプメントマネージャーという職業があることを知った時、「サッカーでいうなら、ホペイロがそのポジションに近いものだな。」と思い浮かべた。

 先日、某週間サッカー雑誌を見ていたら、サッカーに関わる仕事の1つとして、Jリーグ、名古屋グランパスエイトでプロのホペイロとして活躍する方の記事があった。

 「ホペイロ」とは、ポルトガル語でサッカーで言えば「用具係」のことを指すのだが、ブラジルでは、F1のピットクルーも「裏方」の意味として「ホペイロ」と呼ばれているそうだ。
 その記事の中では、こんな紹介とともに、選手のスパイクを磨くそのホペイロの方の写真がページを飾っていたが、その他にホペイロの仕事として、練習前後の準備、後片付け、遠征時の準備、ユニフォーム管理等が取り上げられていた。これらの仕事はブログでも書いてきたとおりエクイツプメントマネージャーの仕事と共通する部分でそこまでは、普通に目を通していたのだが、記事を読んでいて少し以外に思ったのが、日本のプロスポーツとしては、成熟しているように思えるJリーグでも、必ずしも全チームがホペイロを置いているわけではないということだった。
 これが、南米やヨーロッパでは、ホペイロは「当たり前」に存在し、クラブのトップチームだけでなく、ユースなどにも常駐しているところもあるという。
 この状況は、アメリカでのエクイツプメントマネージャーのあり方とほぼ同じといえる。
プロスポーツ・チームにはもちろん、大学、あるいは高校(一部ではあるが)にもエクイツプメントマネージャーは「当たり前」のように存在するのだ。

 この記事の最後にこの方は、「ホペイロが、チームに不可欠な存在として、当たり前にいるようになること。」をチームでの活動以外に目標として掲げていらっしゃったが、自分もまずこのブログを通じて、エクイツプメントマネージャーについて知ってもらうこと、そして、やはり、エクイツプメントマネージャーという存在が日本のスポーツにも「当たり前」になることが理想だと思っている。

 そのスポーツが普及し、発展し、成熟する1つの要素として選手のプレーする姿がスポーツそのものの魅力を伝えることはもちろんだが、その選手達がプレーヤーとしてプレーに打ち込める環境を整える存在もまた、意識を高めていかねばと思う。

 こんなことをホペイロの記事を見て思ったのだが、そういう意識を持った人達の集まりの一つが、この侍梁山泊だ。
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2006年01月14日

リコンディショニング

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新年明けましておめでとうございます。(だいぶ遅くなりましたが・・・)
そして、今年初のブログを投稿します。(これも、遅くなりましたが・・・)
 ということで、本年も宜しくお願いします。

 早速ですが、2006年、世の中はもうすっかり動いています。
その一方で、日本のフットボールはひとまず、オフを迎えています。
いわゆる「シーズンオフ」です。
このシーズンオフの過ごし方は選手にとって様々だと思いますが、シーズンをベストなコンディションで迎えるためにとても大切な時期であるということはまず間違いありません。

 例えば、プロ野球シーズン終了後のスポーツニュースをテレビで見ると、ゴルフをしながらつかの間のオフを楽しんだり、温泉につかりながら、シーズン中の疲れを癒したりといった光景が取り上げられたりしています。
 そのようにして、選手達はリラックスしたり、体のケアをこの時期に十分行い来るべきシーズンに向けて、備えていると思うのですが、シーズンを選手とともに闘ってきたエクイツプメントにとってもこのシーズンオフはとても大切な時期だと、僕は思っています。

 選手がシーズン中、ベストなプレーをする為に日々の体のケア、トリートメントが不可欠なように、エクイツプメントにも、特にフットボールのようなコンタクトスポーツで使われるエクイツプメントには、日々のメンテナンスは不可欠なものです。
そして、アメリカでは、シーズンオフに、次のシーズンに向けて、選手が安全に快適にプレーできるように必ず行っている大切な作業があります。

 それが、エクイツプメントの「リコンディショニング」です。

 リコンディショニング〜わかりすく言えば、用具の総点検、整備というところでしょうか。

シーズン中のエクイツプメントの管理は、修理、メンテナンスを含めて、エクイツプメントマネージャーの手によって行われるのですが、シーズンオフ中に行われるこのリコンディショニングだけは、エクイツプメントマネージャーの手を離れ、チームで使うエクイツプメント(ヘルメットなど)は一斉にスポーツで使われる用具のリコンディショニングを専門に行う業者に委ねられます。
 これは、アメリカのカレッジはもちろんですが、アリーナフットボール、NFLなども例外ではありません。
 
 僕自身はまだ、その現場を見たことはないのですが、昨年参加したAEMAのコンベンションの中で行われたワークショップでリコンディショニング業者がDVDの映像を交えてその作業の工程を説明してくれる機会がありました。
 簡単に言うと、例えばヘルメットで言うならば、ペイント、各パーツ、インナーパットの取替え、強度検査などが、工場で流れ作業のように行われ再び新品同様になってシーズン前に帰ってくるといった感じです。

 このリコンディショングの目的は、エクイツプメントの状態をベストに戻すことであり、そしてそれを使う選手が安全に快適にプレーする為に行われるエクイツプメントにとってのケアだと僕は思っています。
 
 よく考えてみれば、「リコンディショニング」という言葉にとらわれなくとも、世の中には「安全」という概念に付随してこれと同じような考え方は色々な所にあるように思います。

 例えば、車の「車検」なんていうものはその例の一つではないでしょうか。

 そして、もちろん日本でもこのようなことができればなぁ、とは思うのですが、その第一歩として、選手の皆さん、このシーズンオフに体のケアともに、是非、エクイツプメントにもケアをしてあげてください。
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2005年12月29日

スタンドからの思い

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 世間ではクリスマスも終わり、いよいよ今年もあと2日。
 ということで、僕も今年最後のブログ更新。

 「あのサイドラインにプロのエクイツプメントマネージャーとして立ちたい。」
 こんな思いを改めて強く感じたのが、10日程前に行われた甲子園ボウルをスタンドから見ていた時。

 同じような思いを5年前にも感じたことがある。
 「来年は、あのサイドラインにエクイツプメントマネージャーの1人として立ちたい。」
 練習中の参加だけ許可してもらい、初めてエクイツプメントマネージャーの仕事を目の当たりにした2000年、コロラド大学のオープニングゲームをマイルハイスタジアムの3階席から、小さくしか見えないサイドラインを見て思った。
 その思いはかなった。
 そして、昨年はアリーナフットボールのサイドベンチにも立つことができた。

 今年は・・・
 あれこれ考えすぎたのかもしれない。そして、それを迷いと感じていたのかもしれない。

 今年の甲子園のスタンドから、サイドラインを見て感じたこと。それが「今」の思いであり、「これから」の目標。

 このブログではエクイツプメントマネージャーとして紹介されているが、今の自分は「エクイツプメントマネージャー」ではなく、「エクイツプメントマネージャーにものすごくなりたい」と強く思う人間だと思う。
そして、この日本でエクイツプメントマネージャーとして、あのサイドラインに立つ為には・・・
 「決まった方法なんてない。」と思う。
だから、色々やってみるのも、いいかもしれない。

 今年は、学生フットボーラーの皆さんの前で講演させて頂いた「POWER STEP」をはじめ、侍ウォリアーズへのマネージャーとしての参加、AEMAコンベンションへの出席、NFL TOKYOでアトランタ・ファルコンズのエクイツプメントマネージャーと一緒に仕事をさせてもらったこと、専門誌に記事を書かせていただいたこと、そしてこのブログ等々・・・
 またこれらの活動を通じて、エクイツプメント関係の人たちだけではなく、それぞれの分野のスペシャリストの方々とも出会う機会に恵まれた。

 そして、今年の終わりに、甲子園でプレーする選手の姿を見て、サイドラインでその選手達を一生懸命サポートするスタッフ達の姿を見て、自らの思いを確認させてもらったような気がする。

 今年最後のブログは、なんだか「独り言」みたいになってしまいましたが、これまでブログを読んでいただいた皆さん、コメントを頂いた皆さん、ありがとうございました。
 今後もエクイツプメントマネージャー、エクイツプメントに関する自分なりの思いや興味、エピソードなどこのブログを通じて書いていこうと思います。
 よいお年を!

 

 
 
 
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2005年12月17日

決戦前夜

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 いよいよ、明日は今年度の学生王者を決める甲子園ボウル。
 選手として、コーチとして、そしてチームスタッフとしてそれぞれの立場でこの決戦に向けた「準備」を今、正に行っているのかもしれない。
 
 思えば、アメリカでエクイツプメントマネージャーとして活動していた時、以前このブログにも書いたが、ゲーム前日というのは、選手も「フライデーギア」を着てリラックスした状態でウォークスルーを行い、そこには、緊張感というよりも少し「ゆるい」感じがありその雰囲気が、個人的には好きだった。
 そして、そんな中、エクイツプメントマネージャーもゲームに向けての「準備」を行った。
ヘルメットを一つ一つ磨き上げ、パーツを全てチェックし、ディケールを張り替える。
ゲーム用のユニフォームを準備し、サイドラインに運び出すケースを確認する等々。
そして、ゲーム当日の朝、まだ誰もいない静かなロッカールームにヘルメットを並べ、ゲームジャージーをハンガーにかけ、パンツ、ソックス、シューズなどをきれいにセットアップをする。
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  そんなゲーム前、ゲーム当日の作業もエクイツプメントマネージャーの大切な仕事の一つであり、個人的には、「誇り」を感じながらまるで、何かの儀式を行っているかのように神聖な気持ちになった。

 先述したが、選手達は、今まさに明日のゲームの準備をしているのだろう。
ある選手は、寝る前に自らヘルメットをもう一度、磨いているのかもしれない。また、別の選手は、相当な寒さが予想される明日のゲームに向け、「コールドギア」の準備をしてから、眠りにつくのかもしれない。

 僕も、明日の甲子園ボウルのオペレーションの手伝いの為、今夜、バスで甲子園に向かう。
残念ながら、まだエクイツプメントマネージャーとして、甲子園のサイドラインに立つことはできないが、フットボールの行われるその現場で、その雰囲気を感じ、選手のプレーをしっかり目に焼きつけることが、今後の活動の新たなモチベーションの一つになるはずだ。

 天気予報を見ると、大阪方面には雪のマークが・・・
「寒さ」への準備もしっかりしていかなきゃな。
 *写真は今年の8月に行われたNFL東京で来日したアトランタ・ファルコンズのロッカールーム。
 *今回の記事タイトルは、某スポーツノンフィクションのタイトルをそのままパクってしまいました。
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2005年12月07日

COLORADO VICTORY CLUB

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 モチベーションを持つこと。そして、保つこと。
 スポーツでも仕事を行ううえでも、大事な要素の一つだと思う。

 アメリカのフットボールの現場では、選手に日々の練習、そして毎週行われるゲームの中で、モチベーションを保つ工夫がうまくなされている。
 そこで、今日はそんな工夫の一つを紹介したい。

 日本でも、ゲーム毎あるいはシーズン終了後にチーム内でMVPを選出したりすることはあるだろう。また、そのシーズンのチームスローガンをプリントしたTシャツを作成して、チームとしての一体感を出したり、それがチームとして活動するモチベーションを保つことに一役買っていることもあると思う。
 僕がかって、所属していたコロラド大学やアリーナフットボールのチームでも、チャンピオンシップのゲームやプレーオフ進出をかけたゲームなど何かことあるごとに、メッセージなどをプリントした「モチベーションティーシャツ」などを作成していた。
 これらはフィールド外でモチベーションを保つ工夫の一つだが、フィールド内では練習用ジャージにもそんな工夫を見ることができ、そのネーミングが僕はとても印象に残っている。
 「COLORADO VICTORY CLUB」
 練習では、通常QB,オフェンス、ディフェンスが異なるカラーのジャージーを着て練習する風景は日本でもアメリカでも変わらないと思うが、コロラド大の練習風景を見ると、約120人の選手がいる中で、十数人が、上に書いた「COLORADO VICTORY CLUB」とジャージーのフロントにプリントされた練習用ジャージーを着て、練習をしている。
 コロラド大学でもやはり、毎試合ごとにコーチによってそのプレーを評価された選手が選出され、次のゲームまでの練習中、その評価の証として、この「COLORADO VICTORY CLUB」ジャージーを身に着けることができるのだ。エクイツプメントマネージャーは、月曜日の朝に、コーチから選出された選手のリストをもらい、選手がランドリーなどを取りにくるウォールキューブ(選手個々のコインロッカーのようなもの)に練習前までに準備をしておく。
 このジャージーを着ているのは「十数人」と書いたが、選出される選手はそんなに多くはないだろうと思うかもしれない。この名誉あるジャージーを着ることができるのは、ゲームにでた選手だけではなく、ゲームには出ることができないスカウトチームの選手にも同じようにチームへの貢献度と言う観点からコーチから評価が与えられその結果、レギュラー、スカウトチームの選手を合わせた「十数人」だけが、このジャージーに袖を通している。

 思えば、フットボールというスポーツは、大所帯のチームスポーツである。例えば、コロラド大であれば、4年間チームにいたとしても当然、一度もゲームに出ることもなく、スカウトチームとして過ごし、卒業していく選手が多い。実際に僕もコロラド大で3シーズン過ごした中で、そういう選手を見てきた。ただ、こういう事実はスポーツの世界であればつきもので、決して悲観的なことではなく、それが糧となるというのもよくある話だ。
 「COLORADO VICTORY CLUB」はそんな一度もゲームに出ることのなかった選手に、チームの一員として貢献する、またはこの練習用ジャージーをスカウトチームとして着るのではなく、レギュラーとして次はこれを着るのだというモチベーションをシーズン中与えてくれるものだったと思う。

 日本のフットボールも頂点を目指す為の戦いがクライマックスを迎えている。
 先日はクラッシュボウルを見に行ったが、両チームにもゲームには出ることのできないスカウトチームとしてチームの為に貢献する選手がいただろう。そんな選手のことと、コロラド大で「COLORADO VICTORY CLUB」の練習用ジャージーを着て、同じようにチームの為というモチベーションを持って練習する選手の姿がダブって見えた。
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2005年11月28日

あせった時にこそ

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ブログの次のテーマを考えていた時、唐突だが「あの時はあせったな。」という経験を思い出した。

 早速だが、「あせり」はあまり心臓によろしくない。嫌な汗かくし、当たり前にできることができなくなる事もある・・・きっと誰しもが、色々な場面で、そんな「あせり」を経験してきていると思うが、エクイツプメントマネージャーとして、仕事をしてきた場面でもそんな「あせり」を感じたことは多くある。

 例えば、昨年、在籍していたアリーナフットボールのゲーム中のサイドベンチで。
アリーナフットボールをご覧になった方は、ご存知かと思うが、アリーナのサイドラインではなくサイドベンチというのは、狭いスペースで、そこに選手、コーチ、トレーナーが詰め込まれるような状況である。そんな中、選手のヘルメットが壊れ、修理をすることが何度かあったのだが、そんな時の自分・・・「あせった」
 「1プレーの間にすぐ直さなきゃ。」まず、思う。
 「あれ、ネジが外れない。」完全にあせる。
 狭いスペースの中で、もがく。
 普段、当たり前のようにしていることが、同じように、同じようなスピードでできない。
その日のゲーム終了後、こう思う。
 「エクイツプメントマネージャーとして、本当にまだまだ、ぜんぜんダメだな。」と。

 そんな思いを、プレーオフをあわせたシーズン17ゲームを通じて、修理の場面だけではなく、色々な状況で経験してきたが、ある時「あせった自分」に、「あせった時にこそ」と感じる自分がいた。
 それで、全ての状況がクリアになったわけではないが、「ネジがはずれない。」と完全にあせってドライバーを回すのと、一呼吸「あせった時にこそ」と思ってドライバーを扱うのでは、違うように思えた。

 ゲーム中のサイドベンチでは、本当にあせった。嫌な汗かいた。できれば、そういう思いはあまりしたくないけれど、そうはいかない。エクイツプメントの世界に取り組んでいく中でもそういう場面に出くわすのだろうとも思う。
 「こういう取り組み方でいいのだろうか?」
 「本当に、自分はできるのだろうか?」
エクイツプメントと関わる日常の中で時折、感じる「あせり」
 そういう時にこそ、また、自分に言い聞かせよう。
 「あせった時にこそ」と。

 

 
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2005年11月21日

ボウルダー

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 高橋尚子選手の復活に湧いた昨日、日曜日に行われた東京国際女子マラソン。
一夜明けた今日も、その話題は、多くのテレビの中で取り上げられている。その復活までの足取りの中で、必ず映るの場所があるのだが、それが、高橋選手が高地トレーニングの拠点としているアメリカはコロラド州のボウルダーという街。

 日本では、高橋選手をはじめ、オリンピックメダリストの有森選手など多くのマラソンランナーが高地トレーニングを行ってきた場所として、有名になっているが、このボウルダーという街は、コロラド大学のあるこじんまりとした学園都市でもあり、ちょうどこの時期は「コロラド・フットボール」で週末は盛り上がる。

 「マイルハイシティ」 その名の示すとおり、コロラド州は標高1600メートルの海抜にあり、高地であるがゆえに、そこで行われるスポーツにも様々な影響を及ぼすことでも知られている。先述したように、多くのマラソンランナーが、心肺機能の向上をはかるためにトレーニングを行うほか、球技では、空気抵抗が少なく、有名なのはデンバーをホームにしているMLBコロラド・ロッキーズのホームグラウンド、クワーズフィールドはホームランの出やすいピッチャー泣かせの球場として有名だ。
 そして、コロラド大学のホーム、フルソン・フィールドもロッキーの山並みをバックにしてその景観は、全米に数あるスタジアム中でも独特の雰囲気があるスタジアムだ。

 と、言うと聞こえはいいのだが、ここでもやはり、「高地」であることの影響は出てくる。
特に、アウェーでコロラドにやってくる対戦チームにとって、空気の薄い場所でのゲームは平地で4Qプレーするのと比べてかなりきついらしい。コロラド大学が、ホームでゲームをするアドバンテージは、こういうところにも出てくるのだが、アウェーのチームを悩ませる「高地」で「山の中」に位置するこの場所は、時々、エクイツプメントマネージャーを悩ませる。

 まず、「山の中」であるがゆえに、天気の移り変わりが激しい。
練習のセットアップ中には雲ひとつなく晴れていたかと思うと、練習中、急に雲行きが怪しくなり、山の方からは雷鳴が・・・そして、スコールのような土砂降りで、練習中断・・・中々、雨も降り止まず、落雷が・・・急遽室内練習場へ移動・・・なんてこともよくあった。(その逆も。)それに対応すべく、先に練習場におりて、セットアップを行うマネージャーとエクイツプメントルームに残るマネージャーとの間では、天候を報告するトランシーバーでのやり取りがかかせなかった。
 
 そして、「寒さ」。ぽかぽか陽気の10月もあれば、雪が降り積もり、ボウルダーの街を除雪車が昼夜走り回る10月もあり、11月ともなれば、練習の行われる3時30分から、練習の終わる5時30分前後は、本当に寒かった。そのような環境で気を使うのが、選手の防寒対策。
 例えば、練習時に選手が着用する防寒用のアパレルを準備することもエキツプメントマネージャーの仕事の一つ。寒さ用のその練習用アパレルは「コールドギア」と呼んでおり、日本ではテレビのバラエティー番組などで見かける「全身タイツ」(僕はこれを見た瞬間、「あっ、モジモジ君。」と思ったが、もちろんアメリカでは通じないので口にはしなかった。)などはその代表例。実際に着たことはないが、本当に寒い時は、好んで着る選手がいたぐらいだから、結構暖かいのだろう。
 またゲーム時のサイドラインには、飛行機のジェットエンジンのような、でかい熱風機は寒さの厳しい場所にホームがあるチームには欠かせないものだろう。

 様々な気候、環境の中で行われるアメリカのフットボール、そしてスポーツ。スポーツを行うことは、対戦するチームとの戦いであるのはもちろんだが、そこにある「自然」とも時に戦い、また、味方につけながら行われていることを思った。そして、そういった環境に対応すべく、エクイツプメントも日々、進化していくのだと思う。

 ここ数日、高橋選手の話題とともに出てくるボウルダーという地名。それを見ていて、この時期のボウルダーの寒さ、そして、「全身タイツ」姿の選手のことを思い出して、今日はこんなことを書いてみた。

 
posted by hasegawa at 23:25| Comment(2) | TrackBack(0) | Hasegawa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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