2005年11月13日

エクイツプメント談議

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先週末、あるフットボールチームのマネージャーの方と、お話をする機会があった。
その方も、エクイツプメントマネージャーという仕事に非常に関心を持っており、僕が「タッチダウン」誌に書かせていただいたAEMAコンベンションのリポートを読んで頂いたことがきっかけで、アポイントをとり、それでは是非1度、会いましょうということになった。
 実際に今シーズンも、日本のフットボールの現場でマネージャーとして活動し、現場でのエクイツプメントの状況を知る彼からは、「選手がフィールドで、フットボールに集中できる環境を作りたい。」との思いから、日本でのエクイツプメント環境をもっと良くしていきたいとの気持ちが、強く伝わってきた。
 その思いに僕が答えることができたかはわからないが、エクイツプメントに対する自分なりの思い、アイデア、これまでの経験等をお話する中で、これまでは自分の中にあった「エクイツプメントワールド」が、その思い、経験、アイデア等をお互いに話し合うことで、今後、少しずつ、そして、時間はかかるかもしれないが、広がっていくことを感じた。
 
 「あのヘルメットのループ(フェイスマスクを付ける為のパーツ)つければ、フェイスマスクももっとぶれなくなるんだけれど、日本で買うと高いんですよね。」

 「ラインの選手のショルダーパッドの両面テープとかはどうしてます?」

 「ヘルメットのディケールは?」 「あー、3Mの使っているんですか。」

 夜8時半に会って、こんな話をしていたら帰りは東横線の最終電車。

 こういう人たちと日本のフットボール、スポーツのエクイツプメント環境を良くしていきたい。 こういう思いを持っている人達がいるから、きっと日本のエクイツプメント環境は変わる。

 
 
 
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2005年10月29日

エキツプメントな人々A(ベン&ハリー)

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 @から少し間が空いてしまったが、今回は前回紹介したスミティとともに、コロラド大フットボールのエクイツプメントスタッフを支えてきたベンとハリーを紹介。

 ベン&ハリー。
 なんだか、アメリカの古い刑事ドラマに出てくるコンビ名みたいだが、ヘッドEQマネージャーのスミティにとっては、信頼のおけるアシスタントであり、学生マネージャー、選手にとってはとても親しみやすい兄貴的な存在だった。
 僕にとっても、実際の現場での仕事に関しては(ヘルメットのメンテナンスやランドリーなど)この2人に教わることが多く、エクイツプメントルームで過ごした時間はスミティよりこの2人との時間の方が多かったと思う。

 スミティもそうなのだが、この2人もコロラド大の卒業生で、在学中から学生エクイツプメントマネージャーとして現場を経験し、卒業後もインターンとして残り、その経験を経て、フルタイムのEQマネージャーとして採用された。
 職業としてのEQマネージャーになるには、この2人のような経歴が最も一般的といえるかもしれないが、それぞれのバックグラウンドは少し違う。

 例えば、スポーツの経験。
 ベンは、高校まで野球、クロスカントリー(陸上)をやっていたが、選手として、フットボールの経験はない。
 逆にハリーは高校までフットボールの選手であったが、怪我の為、大学ではプレーすることができず、そして一般学生として進学したコロラド大で、マネージャーになったという。もう一つハリーには、将来、フットボールのコーチになるという目標があり、常にフットボールのある環境に身を置くこと、そして、なおかつ、一流のコーチとともに過ごせることは、非常にプラスになると言っていた。

 そんなベンとハリーだが、2人とも現在、コロラド大にはいない。
 ベンは昨年、彼のホームタウンであるコロラドスプリングスの実家に戻り、彼の父が経営する会社で、エクイツプメントマネージャーとは全く異なる仕事をしている。
 ハリーは、一昨年、NFLデンバーブロンコスのエクイツプメントスタッフに採用され、現在もアシスタントEQマネージャーとして活躍している。

 ベンは、わざわざ、日本語のテキストを自分で買って、僕に覚えた日本語でよく話しかけてくれた。仕事が終わって家に帰る時の言葉は「じゃーね!」だった。

 ハリーとは、練習のセットアップをすませ、時間がある時は、他のマネージャーとともに、彼の「PLAY!」に一言でタッチフットを毎日のようにやった。

 そして、スミティ、ベン、ハリーとエクイツプメントルームでFMラジオを流しながら、月曜日の朝、毎週のようにやったヘルメット磨き。そのピカピカになったヘルメットを見て、僕は日本でもこんな人たちがいる環境を作りたい、選手にもこんな環境の下、プレーしてもらいたいと強く思った。

 今度、この3人には、「ブログで紹介させてもらったよ。もちろん、変なことは書いてないから。」とでもメールしておこう。
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2005年10月20日

エクイツプメントな人々@(スミティ)

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 「彼らもまさか、日本で勝手に僕がこうしてブログの中で紹介しようとしているとは思わないだろうが書いてしまおう。」

 これまでのブログの中で、僕がコロラド大学において、エクイツプメントマネージャーのインターンをしていたことは折に触れて書いてきた。より具体的なエクイツプメントマネージャーの仕事としてコロラドで経験してきたことは、「コロラドの日々」とでも称して書きたいと思うが、今日はそこで出会った「エクイツプメントな人々」を紹介したい。

 早速だが、コロラド大学(CU)には、4人のフルタイムで働くエクイツプメントマネージャー達と7人ないし8人の学生エクイツプメントマネージャーがいる。
フルタイムのエクイツプメントマネージャーはヘッドエクイツプメントマネージャーそして3人のアシスタントマネージャー(内、二人がフットボール担当、もう一人がフットボール以外のバスケットボール、サッカー、バレーボール、陸上などのオリンピックスポーツを担当)で構成されているが、僕が毎日のようにあっていたフットボールを担当していた3人のことを書こうと思う。

 ということで、まずはこの人から。

マイク・スミス
 コロラド大学ヘッドエクイツプメントマネージャー(1995〜2005.3)
 通称:スミティ

 彼のことを一言で表現するなら「プロフェッショナル」。
 大げさではなく、「彼に出来ないことなんてあるのだろうか?」と思うほど、コーチ、選手はもちろんだが、大学のアスレチックデパートメントのスタッフ、彼に新製品の意見を聞きに来るスポーツメーカーの担当者、そして他のエクイツプメントマネージャー皆が、エクイツプメントのことなら何でも、彼に任せておけば大丈夫という信頼感があった。
 通常のCUでのエクイツプメントマネージャーとしての仕事はもちろんだが、毎年ハワイで行われる全米学生オールスターゲームの一つ「フラボウル」でも、1998〜2001年、そして、2004年とアメリカのカレッジで活躍するエクイツプメントマネージャーの代表として、エクイツプメント&オペレーションを担当。
 また、上にもちょっと書いたが、スポーツメーカー(ナイキ)からの信頼も厚く、現在、アメリカのカレッジで使われてるナイキ社のフットボール用のゲームジャージーの素材開発に関わったり、市場に出る前の製品が、CUで試され、彼がその成果などをメーカーにフィードバックし、新たなエクイツプメントが生まれるという役割を担っていた。
 現在スミティは、今年3月にコロラド大学でのヘッドエクイツプメントマネージャーを辞し、4月からナイキのイノヴェーション担当マネージャーとして、主にカレッジで使われるスポーツアパレルなどの新素材開発に関わっている。

 そのスミティとは、僕がコロラドを後にしてからも、メールでコンタクトをしたり、昨年のアリーナフットボールシーズン終了後にコロラドへ寄ったり、今年3月の侍ウォリアーズ戦後、辞職前、最後にコロラド大に会いに行ったりして、その度に色々アドバイスをくれる。そして、6月にアトランタで行われたAEMAコンベンションのスポーツ用品展示会のナイキのブースで再会したのだが、スミティのエクイツプメントに対する「プロ意識」は現場から作る側に行っても変わりなく、その転身は、「エクイツプメントマネージメント」の可能性を感じさせてくれるものだと思った。

 CUのヘッドエクイツプメントマネージャー時分、スミティはゲームの時、いつも白のキャップをかぶり、白のロングTシャツを着てサイドラインに立っていた。他のスタッフが黒のキャップ、黒のポロシャツ, 選手のゲームジャージーも黒を着ることが多かったので、当然、スミティの存在はいつでもどこにいるのかすぐにわかった。その姿が、僕は今でもすごく印象的で、そのエクイツプメントマネージャーとしての「存在感」が本当に格好よかった。
 練習の行われるフィールドでは「選手が練習中、怪我をしないようにサイドラインに気を配れ。ボールが1個でも転がってたら、安全なところによけておけ。」と教わった。
 初めてエクイツプメントマネージャーとしてCUのサイドラインに立った時、初めてアウェーのゲームでオクラホマに行ったとき「この経験を楽しめ。」と肩をたたかれた。
 そして、初めて練習に参加させてもらったその練習後、挨拶をして帰る時、「この仕事を覚えていくには時間がかかるかもしれない。だけど、その経験が大切だ。」と教えてくれた。

 最後の方は、思い出話のようになってしまったけれど、スミティは僕にとって、尊敬すべきそして、憧れのエクイツプメントマネージャーだ。その「プロフェッショナル」ゆえにまだまだ彼のようにはなれそうにないが、次、スミティに会う時は、「日本でも以前よりはエクイツプメントマネージャーのことを知っている人が増えたよ。」位の報告ができるよう時間はかかるかも知れないが、頑張ろう!

 
 

 
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2005年10月08日

フライデーギア

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 アメリカのカレッジフットボールのゲームはほとんどが土曜日に行われる。そんなわけで、前日の金曜日の練習は小一時間のウォークスルー(プレー合わせ)のみ。当然、ヘルメット、ショルダーパッドの装着もなし。そして、この金曜日にだけ、エクイツプメントマネージャーが、選手に用意するエクイツプメントがある。それがフライデーギア。
 別に特別なものではなく、コロラド大学の場合、白のロングTシャツにグレーのハーフパンツ(よくあるペラペラのやつです。)、要するに練習用のアパレルのことでそれらを称してフライデーギアと呼んでいた。

 金曜日の練習、コロラド大学では、普段の練習を行うフィールドではなく、ホームスタジアムであるフルソンフィールドで行うのだが、ゲーム前日にも関わらず、ぴりぴりしたムードはなく、選手もコーチもスタッフも、本当にいつもリラックスしているように見えた。

 何故か?

 僕は、先述したフライデーギアがその効果をもたらしていると思う。

 僕自身、普段の練習の緊張感、そして、ゲーム当日の高ぶる気持ちを感じることも好きだが、選手みんながおそろいのフライデーギアを着て、いい意味ですこし緩い雰囲気をかもし出すこのゲーム前の金曜日のフルソンフィールドでの練習をとても心地よく感じていた。


 今日は金曜日。そんなこともあって、フライデーギアのことを思い出してちょっと書いてみた。

 ゲーム前日の金曜日はフライデーギア。リラックス効果大いにあり(と思う)。皆さんのチームでもフライデーギアの導入はいかがでしょうか?
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2005年10月05日

エクイツプメントマネージャーの仕事

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前回の書き込みに対して、「最近の日本のスポーツ界も英語表記で役職などを表すことが多いけれど、エクイツプメントマネージャーとは、日本で言えばプロ野球の用具係のようなものですか?」というコメントを頂いた。
 ご指摘の通り、日本ではプロ野球の「用具係」サッカーのJリーグなどで活躍する「ホペイロ」・・・
この2つがスポーツに携わる職業として成り立っているという点も含めて、アメリカでいう「エクイツプメントマネージャー」とほぼ、その役割はイコールのような気がする。
 そこで今日は「エクイツプメントマネージャー」が行う仕事・役割のご紹介。

 フットボール、サッカー、野球・・・とりわけ「チームスポーツ」が成り立つには、選手・コーチはもちろん彼らをサポートするスタッフの存在が不可欠。いわゆる「裏方」と呼ばれる人たちだが、それぞれがチームにとって必要とされる「専門性」を持っている。(この梁山泊に集まった面々が正にそれですね)トレーナーであれば、選手の健康管理の専門家であり、S&Cコーチであればトレーニング指導の専門家、そして、エクイツプメントマネージャーは用器具管理の専門家ということになる。
 
 チームで使うスポーツ用器具の管理ということだが、具体的にどのように管理するのか?
その管理をするにあたって、前回取り上げた、AEMA(アメリカのエクイツプメントマネージャー協会)が監修している「AEMAマニュアル」というものがあるのだが、そこではエクイツプメントマネージャーに求められる基本的な5つの役割を紹介している。それが以下のようなもの。
 @管理責任(在庫状況の把握、エクイツプメントルームのセキュリティ、NCAAなどの組織に
       定められたルールの把握など。)
 A行政管理(選手、コーチ、スタッフ間のコミュニケーション、学生マネージャーの教育、
       エクイツプメントの種類・コンディション別などによる徹底した在庫管理な
       ど。)
 B購入(チーム内の予算に基づいたベストな用具の選択、購入)
 C採寸、装着(サイズ、過去の怪我の情報などに基づいた正しい装着の指導)
 Dメンテナンス、修理(用具の品質管理、用具不正備による怪我、事故の防止)

 そして、こういった役割をベースにして、練習やゲームでのサポート、練習後の洗濯、遠征時の荷物の積み込み等を行うのが、エクイツプメントマネージャーの日常の仕事であるというのが、イメージとしてわかりやすいのではないかと思う。このほか、シーズンオフには、AEMAのコンベンションやスポーツ用品の展示会などに参加して、常に最新の情報を仕入れたり、また、エクイツプメントマネージャーが現場で得た選手からの意見をメーカーの新たな商品開発へフィードバックすることも用具を作るメーカーとそれを使う選手の間に立つエクイツプメントマネージャーの専門的な仕事の1つになっている。

 こういった仕事が成り立つ事、そして、そこからエクイツプメントマネージャーがスポーツに欠かせない職業の1つとして成り立つ背景には日本とアメリカ、プロとアマチュアといったスポーツを取り巻く環境の違いがあることに起因するのだが、そのことは「日本でのエクイツプメントマネージャーの普及」「日本のエクイツプメント環境をさらに良くしていきたい」という自分自身のテーマにも関わることなので、折に触れて書いていこうと思う。
 
 「用具係」「ホペイロ」そして「エクイツプメントマネージャー」呼び方や多少の役割に違いはあるかもしれないが、練習場でも、ゲームの行われるスタジアムでも、選手のロッカールームでも、とにかく「エクイツプメントのあるところ、使われるところにその人あり」という存在である。
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2005年09月28日

AEMA

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AEMA(Athletic Equipment Managers Association) エクイツプメントマネージャー協会
 
 設立:1974年
 会員数:約900名
 プレジデント:Dale Strauf(コーネル大学ヘッドEQマネージャー)
 設立目的:エクイツプメントマネージャーという職業の普及、発展
      プロのエクイツプメントマネージャーとしての情報や最新技術の共有
 公認資格制度:有り(1991年に制定)
 ホームページ:WWW.AEMA1.COM
 
 今日は自分も会員となっているAEMAの紹介。ごく簡単なインフォメーションは上記の通り。
さらに詳しいインフォメーションはホームページをご覧ください・・・
と、これではあまりに事務的なので、以下にもう少し付け加えたい。

 このAEMA、基本的にはメンバーシップ登録に必要な年会費(一般$75、学生$25)を払えば基本的にはオープン。会員登録が済むと、本部から会員証が届き、年に数回発行されるAEMAジャーナルという機関紙のようなものが送られてくる。また、年に1度、コンベンションが開かれ(今年度はアトランタ)、今年は499人のメンバーが参加した。
 ホームページには、資格取得のための条件や、アメリカの大学のエクイツプメントルームの様子が写真つきでリンクされていたり、「JOB OPENINGS」という項目を見ていただくと、エクイツプメントマネージャー求人案内もある。

 そもそも自分が「エクイツプメントマネージャーとは何ぞや」ということを知るにあたってたどり着いたのがAEMA。
 エクイツプメントマネージメントというのは、いわゆる大学の体育学部関連で学ぶ学問体系には属していない。(例えば、アスレチックトレーナーがATCになる為に、大学で必要科目を履修することが条件になるような)その為、AEMAの発行するジャーナルをしっかり読むこと、年に1度のコンベンションに積極的に参加することは、非常に大切なものと位置付けられている。そして、何より勉強になるのは、言うまでもないが自分の目で見て、経験することのできる現場。
 そんなわけでAEMAは自分にとっては、エクイツプメントマネージメントを学ぶ上で教科書のような存在であり、もちろん、AEMAの公認資格を取得することも身近な目標として達成したい。もちろん、それがゴールではない。
 最後にAEMAのインフォメーションをもう1つ。

AEMAのスローガン:THERE IS NO FINISH LINE!

 
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2005年09月21日

FOOTBALL IS FOOTBALL!


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何気ない会話の中で聞いた言葉だが、ふとした時に思い出す言葉がある。
偶然だったのか、必然だったのかその言葉は、別の場所で、別の時間にある2人のエクイツプメントマネージャーと話をしていた時、その2人から発せられた。

 「FOOTBALL IS FOOTBALL!」

2002年、コロラド大学でのエクイツプメントマネージャーインターン終了後、次のステップとしてアリーナフットボールでの活動を模索していた自分は、年明け2003年早々、アリーナフットボールリーグ2でハワイにフランチャイズを置くハワイアン・アイランダーズというチームに履歴書、カバーレター等を送り、「エクイツプメントマネージャーをやりたい。」との旨を伝えるメールでのやり取りを経て、その年の3月にアイランダーズのエクイツプメントマネージャー、チーム関係者と会うこと、実際に行われるシーズン前のトレーニングキャンプを見ることを目的にハワイへ向かった。
その時ホノルルの空港に迎えに来てくれたのが、その当時のアイランダーズのエクイツプメントマネージャー、プライス・ミラー。空港からチームオフィスのあるダウンタウンに向かう車内。「アロハ!」の挨拶から会話が始まる。コロラドのこと、日本ではエクイツプメントマネージャーという仕事がほとんど知られていないこと等々・・・そして、テレビでは見た事はあるが実際にアリーナフットボールを見るのは今回が初めてだということ。そんな会話の流れの中で何気なくプライスは言った。
 「FOOTBALL IS FOOTBALL!」


 2004年、アリーナフットボール2、アイオワ州とイリノイ州にまたがるクワッドシティーという地域にフランチャイズをおくQCスティームホウィーラーズでのエクイツプメントマネージャーとしてのシーズンを終えた8月、日本へ帰国する前に、2年ぶりにコロラド大学を訪れ、CUのエクイツプメントマネージャーと再会した。
懐かしいにおいのするエクイツプメントルームにいると顔見知りのコーチ、選手とも会う事ができ、シーズン前の練習が行われているプラクティスフィールドに下りると2年前と変わらぬ光景がそこにあった。滞在は僅か4日間であったが、自分はここでエクイツプメントマネージャーとしての仕事を経験し、その素晴らしさを知ったからこそ今の自分がいることを改めて思った。そして、帰る時にヘッドエクイツプメントマネージャーのマイク・スミス(スミティ)と彼のオフィスで「エクイツプメントマネージャーになる事をあきらめずに頑張ること。」「日本のエクイツプメント環境をもっと良くしたいこと。」を伝えると彼は快く協力できる事があればいつでも相談にのるといってくれた。(侍ウォリアーズの時はありがとう、スミティ!)そんなやり取りの中でスミティが発した言葉。
 「FOOTBALL IS FOOTBALL!」

 先々週、関東大学のリーグ戦を見にアミノバイタルフィールドに足を運び、ゲームを観戦していたのだが、その時に思い出したのが、「FOOTBALL IS FOOTBALL」。

レギュラーフットボールとアリーナフットボール、アメリカのカレッジフットボールと日本の大学フットボール、厳密に言えば、若干のルールの違い、プロ、アマチュアという違い、スタジアム等を含めたフットボールを取り巻く環境の違い、フットボールというスポーツに対する認識の違いなど多くの「違い」が存在する事が事実。
それでもフィールドでプレーする選手、サイドラインで戦況を見つめるコーチ、ゲーム中から終了後まで選手をサポートする為にサイドラインを動き回るスタッフの姿はどこでも変わりはない。そして、プレーする選手が身につけるエクイツプメントもアメリカでも日本でも、アリーナでもレギュラーフットボールでも変わりはないものの1つ。フットボールいおいてヘルメット、ショルダーパッドは用具でもあり、そして防具でもあること。各校の校名、スクールカラーの入ったゲームジャージーを着ることは選手の誇りであること・・・
2人のプロフェッショナルなエクイツプメントマネージャーが発した「FOOTBALL IS FOOTBALL」という言葉は、彼らのエクイツプメントの対する取り組み方から自然に発せられた必然的な言葉だったと今の自分にはそう思える。
 先述したような「違い」から、自分がアメリカで経験してきたエクイツプメントマネージャーとしての仕事(具体的にまた、紹介していきます。)をそのまま、日本でもできるかといえば、難しい。しかし、エクイツプメントの点から言えば、彼らが選手の安全を守るため、エクイツプメント自体の品質を保持する為に行う定期的なメンテナンスなどは、特別な道具などがなくても行える事。そういった特別でない日常的な仕事の大切さというのが、この言葉に含まれている意味の1つだと思う。
そして、プラスα、日本のフットボール、スポーツ環境の中で本当に必要とされるエクイツプメントマネージャーのあり方を根気強く模索していく事、そのベースには「FOOTBALL IS FOOTBALL!」
この言葉をまた、ふとした時に思い出しながら、もう1歩進みたい。
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2005年09月07日

勝ち負けの中で 勝ち負けの中で

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 31−28.
「あー、よかったぁ。」
コロラド大学(CU)、2005シーズンオープニングゲーム、対コロラド州立大学戦勝ちました!
 全くの私事で恐縮ですが、コロラド大学バッファローズ(通称CU,またはBUFFS)の1ファンとして、そして、自分がエクイツプメントマネージャーとして、サイドラインに立った初めてのチームとしてアメリカのカレッジフットボールシーズンが始まるとつい、その結果が気になってしまいます。

 2001年9月1日デンバーブロンコスのホームスタジアム、インベスコフィールド@マイルハイで行われたコロラド州立大戦、7万5千人の観衆、ABCによる全米中継、そして、フィールドに入場して来る選手達の姿をCUのエクイツプメントマネージャーとともにサイドラインで見た時、泣きそうになりました。(いや、ちょっと泣いたな。)そして、大勝したそのゲーム、終了後のロッカールームは最高の雰囲気でした。
 翌2002年、やはりインベスコフィールドでの、同じ対コロラド州立大戦。2シーズン目のサイドライン、少し落ち着いて選手が入場して来る姿を見ていました。(いや、やっぱり興奮してたな。)そして、そのゲームは接戦の末、敗れました。終了後のロッカールームは、最後の攻撃に納得できなかったエースQBの嗚咽、ヘルメットを投げ捨て叫ぶ選手、ベンチで頭を抱えたまま、ジャージーをしばらく脱ごうとしない選手・・・
 こんな対照的なシーンがあるのが、スポーツ、そして、スポーツの魅力の1つなのかもしれません。
 そしてエクイツプメントマネージャーたちはどんな状況であろうとゲームが終われば、選手のジャージー、パンツをランドリー用のカートに回収して、選手のバッグ、エクイツプメント関連の荷物を専用トレーラーに積み込む。そして、ひと段落したところで、ヘッドエクイツプメントマネージャーが一言。
 「明日はトレーラーに積んだエクイツプメントの荷卸があるから〜時に集合ね。」(アウェーゲームの場合。)次のゲームのロッカールームにはまた、磨き上げられたヘルメットとゲームユニフォームが1人々々のロッカーに整然とセットアップされる。シーズン中はこの繰り返し。
 「タフにならなきゃ。」
精神的にも、肉体的にも。
 CUでのエクイツプメントマネージャーとしての日々はそんなことも教えてくれました。

 今日の最後に一言。
 「GO BUFFS!」(1ファンとして)
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2005年09月02日

There is no finish line!

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月の初めにブログ初投稿と思っていたのですが・・・どんな事を書こうか画面を見ながら迷っているうちに日付けが変わってしまいました・・・
 そして、迷った挙句、やっぱり最初は自己紹介からと思ったのですが、既にkayzeeさんからこの梁山泊に集まった面々のご紹介もあったので、これからこのブログに書き込んでいく中で、コロラドやクワッドシティでのエクイツプメントマネージャーとして体験したことなどは折に触れて、また綴りたいと思います。
 とにかくエクイツプメントマネージメント、エクイツプメントマネージャーという仕事にふれてから5年目に突入です。しかし、具体的に何ができたかというと、これといって発表できるものもありません。ただ、いまだ変わってないのは、「エクイツプメントマネージャーになる為には、エクイツプメントマネージャーになることをあきらめないこと。」だと思うことと
ピカピカに磨き上げられらたヘルメットを身に着けてプレーする選手の姿、そしてサイドラインにいるエクイツプメントマネージャーの姿を思い描きこれからも活動していきたいということです。このブログもその一歩。それと同時に、「There is no finish line!」というAEMA(Atletic Equipment Managers Association)のスローガンにもなっている気構えをもってこの梁山泊に集った皆さんとともに、各々が持っている得意技、必殺技を繰り出して、日本のスポーツについて考え、行動していきたいと思います。
posted by hasegawa at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | Hasegawa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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