2005年09月25日

革命

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野球中継を見ていて、私が幼少の頃に見ていたテレビ中継の事をふと思い出した。それは、降板した直後のピッチャーは肩や肘を冷やさないようにサポーターやジャケットなどをすぐに身に着けていた事だ。当時は肩のコンシションを保つために冷やしてはいけないという考えが一般的であった。今では考えられない投球後の処置だ。現在では何度も同じ動きをして、負担のかかった体の個所を炎症や痛みを抑制するために氷を使う。

なぜ過去と現在では、全く逆の事をするのだろうか?

医学は日々進歩を続けている。それは、地道な研究と実験が繰り返され、新しい事実が世界の何処かで見つかっているからだ。我々スポーツ医療スタッフはその実験結果から人体に最もふさわしい処置をアスリートに施す。すべてはアスリートに常に100%の状態でプレーして欲しいと切に願うからである。更にアスリートの選手生命、生死に関わる最悪の可能性を最小に抑えるために安全な環境の提供、そして危険を避けることに最大の力を注いでいる。

過去と現在の怪我、怪我防止の対応が違うのは、こうした医学の進歩から来ている。

医療スタッフが倫理や道徳を保つのは当然の事で、日々の努力は新しい事実から目をそらさず研究し勉強し、知識を常に新鮮に保つ事ではないだろうか。その努力はアスリートをサポートするためで、アスリート達は自分の持っている可能性を最大限引き出そうと日々のトレーニングを怠らない。
そしてアスリートとスタッフは一つのチームとなり、勝負を分けるスポーツの世界で生きていくのだ。
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2005年09月22日

Head injury

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フットボールシーズンに入って第2週と言ったところでしょうか。私は社会人アメフトチームでアスレティックトレーナー(AT)をしています。シーズンに入って故障個所を抱えつつプレーする選手の姿は時には痛々しく、時には勇敢です。残念なことは、クラブチームなので選手と顔を合わせるのは、週に2日。その2日でATとして私が選手に出来る事は限られます。私はかなりフラストレーションが溜まってますが、少しずつでも出来る事を増やすよう頑張っております。

先日、母校の高校アメフト部の試合に監督からの要望もありATとして参加しました。日本の高校フットボールの試合を見るのは、本当に久しぶりでした。チームにはコーチの方々のほか、トレーナーとして試合当日チームに参加する方が1名います。その方がヘッドトレーナーとして、そして私はアシスタントATとして選手をサポートしました。特に大きな怪我が選手に起きないことを祈りつつ、試合前にテーピングをしていました。

祈ったことが悪かったのか、その事故は起きてしまいました。1stクォーターにRBがタックルされ、前のめりに倒れた時に前頭部を地面に強打しました。RBはスクリメージラインを勢い良く抜け、15ヤードほどのロングゲインした時だったのでスピードも手伝い、倒れる時に激しく固い地面に叩き付けられるような格好となりました。その倒れ方を見て、嫌な予感がしましたが時すでに遅し、そのRBの選手は脳震盪(のうしんとう)を起こしたのです。もちろん本人は自分が脳震盪を起こしていると気付く事はありませんでした。選手は立ち上がる事は出来ましたが足がもつれて、前のめりに崩れるように再び倒れました。格闘技の試合をテレビなどで見たことのある人は、KOの瞬間を思い出してください。その選手は無意識にサイドラインに出ようと私たちが体を支えるまで頑張っていました。その後、ベンチで色々と症状を確認し体のチェックをしました。ハーフタイムに再度チェックした時には、意識もハッキリしていて状態は回復していました。選手と保護者の方に怪我の内容とその時の状態、その後の注意点を説明して理解していただきました。大事にならなかったのが不幸中の幸いでした。脳震盪や脊髄の傷害は本当に注意しなくてはなりません。しかし、日本の現状を考えると監督、コーチ、そして選手達にどこまでその知識は浸透しているのでしょうか、疑問は残ります。


アメリカにいる時も高校アメフトの試合でATとして働きましたが、フィールドはどこでも天然芝でした。日本の高校アメフトグラウンドが改善されて、もっといい状態に早くなって欲しいと心から願います。
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2005年09月07日

アスレティックトレーナー(ATC)

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はじめまして、アスレティックトレーナーとしてこのブログに投稿させて頂く事になりました。高校そして大学でアメリカンフットボールに明け暮れ、選手時代に怪我という苦い経験からアスレティックトレーニング(AT)、スポーツ医学という世界に興味を持ったのが始まりです。

現役時代、トレーナーの仕事はテーピングを巻く、練習中の飲料水を用意する、アイシング用の氷を用意するといった程度にしか見ていませんでした。もちろん、それらの仕事も重要でかなりの肉体労働です。しかし、アメリカでATCに出会い、トレーナーという仕事に対する見方が変わりました。ATCを調べてるうちに、その世界に引き込まれるのに時間はかかりませんでした。

このブログを通じて、アスレティックトレーニングについて色々と議論し、日本のアスレティックトレーニングの世界がもっと広がることを心から望んでます。これからもよろしくお願いします。
posted by takeuchi at 18:57| Comment(4) | TrackBack(0) | Takeuchi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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